インフルエンザになる人とならない人の違い!効果的な対策法は?

注意インフルエンザ

インフルエンザになりやすいのはどんな人?

うがいをする女性

毎年12月から3月頃にかけて、インフルエンザの怖い季節がやってきます。インフルエンザ対策はマスクをしたり、手洗いうがいをいつもより入念にしたりする人も多いはずです。

しかし、一方で生まれてから30年以上一度もインフルエンザになったことのない人もいたりします。私が実際そうで、一度もインフルエンザにかかったことがありません。

インフルエンザにかかりやすい人とは、どんな人が多いのでしょうか。

インフルエンザに関する5つの常識

1.インフルエンザとは?

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。その年流行するインフルエンザにはいくつかの種類があり、これを季節性のインフルエンザと言います。

2.インフルエンザの感染方法

インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2種類あります。

飛沫感染(ひまつかんせん)
  1. 感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出される
  2. 別の人が、そのウイルスを口や鼻から吸い込み感染する

主な感染場所

  • 学校や職場
  • 満員電車などの人が多く集まる場所
接触感染
  1. 感染者がくしゃみや咳を手で押さえる
  2. その手で周りの物に触れて、ウイルスがつく
  3. 別の人が、そのものにさわって、ウイルスが手に付着する
  4. その手で口や鼻を触って粘膜から感染する

主な感染場所

  • 電車やバスのつり革
  • ドアノブ
  • スイッチ

3.インフルエンザ対策は5つの方法

1.入念に手洗いをする

外出先から帰ったらもちろん、口に食べ物や飲み物を入れるタイミング(食事前)などでこまめに手を洗う。手を洗う際は、石鹸をよくつけて入念に洗いましょう。

正しい手の洗い方

2.健康管理を徹底する

インフルエンザは免疫力が弱っていると、感染しやすくなります。また免疫力が弱い人は、インフルエンザに感染したとき、症状が重くなってしまう傾向があります。普段からバランスの良い食事と十分な睡眠をとり、免疫力を高めておきましょう。

3.予防接種を受ける

予防接種(ワクチン)は、インフルエンザが発症する可能性を減らし、発症した場合でも重度の症状になるのを防ぐ役割もあります。妊婦などの場合は、医師と相談してから予防接種を受けましょう。

4.適度な湿度を保つ

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防衛機能が著しく低くなります。冬場の室内では、加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つようにしましょう。

5.人ごみの多い外出を避ける

インフルエンザの流行時は、人混みの多い外出を控えましょう。

4.インフルエンザにかかりやすい人

インフルエンザは性別にかかわらず30~50歳代の人、慢性のぜんそくや糖尿病の患者、肥満体質な人や妊婦などがなりやすいです。なぜならこれらの対象者は、抵抗力が普通の人よりも劣っているためインフルエンザになりやすいです。

また普段の呼吸の仕方でも、インフルエンザになりやすいかどうかが関係しています。鼻呼吸は、鼻毛や鼻腔の粘膜がフィルターになり、吸い込んだ空気のウィルスや雑菌等をろ過し、体内への侵入を防いでくれます。

しかし、口呼吸はフィルターの役割をするものが無いので、すべて体内へ侵入してしまいます。口呼吸は鼻呼吸をしている人に比べて、圧倒的にインフルエンザに感染しやすくなります。

5.インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザ
風邪
症状38度以上の発熱発熱
全身症状(頭痛、関節痛、筋肉痛等)局所症状(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳等)
局所症状のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳等)
急激に発症比較的ゆっくり発症
時期1~2月がピーク
※5月頃まで続くことも
年間を通じていつでも起こる
※季節の変わり目や疲労時等

風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くはのどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。

一方、インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然発症します。同時に風邪と同じようにのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。

幼児の場合まれに急性脳症、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を併発する等、重症になることがあります。

インフルエンザQ&A

厚生労働省のホームページでは、インフルエンザに関するQ&Aを掲載しています。疑問に思うことがあれば、チェックしてみてください。

厚生労働省インフルエンザQ&A

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

Posted by webclim11099