電子レンジで使える容器と使えない容器。レンジの温める仕組み

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魔法の調理器具「レンジでチン」を正しく使う

電子レンジで使える容器と使えない容器。レンジの温める仕組みの記事

ご家庭の調理器具で最も欠かせないものは、電子レンジではないでしょうか。食品の加熱や冷凍食品の解凍などその用途はさまざまです。またクックパッドには、電子レンジレシピがなんと5万件以上(2016年11月28日現在)掲載されています。

そんな便利な電子レンジですが、「このお皿や容器、食器はレンチンして大丈夫かな?」と思ったことはありませんか。もちろん容器の表や裏、箱などの本体に電子レンジ使用可と書かれている容器はレンチン可能ですよ。

電子レンジの原理を知ると使える容器がわかる

電子レンジは、電磁波によって食べ物が温まります。電子レンジは温めはじめると、レンジ内は特殊な電波で満たされ、食品中に存在する無数の水分子に作用して、水分子を振動します。その振動により摩擦熱が起こり、その結果として食品全体が温まる仕組みです。

電子レンジで起こる温めフロー

  1. 電子レンジにモノを入れてスイッチを押す
  2. レンジ内が電波で満たされる
  3. 食品中の水分子が振動する
  4. 振動で水分子に摩擦が起こる
  5. 水分子が温まる
  6. 食品が温まる

気付いた方もいるかもしれませんが、電子レンジの仕組み的には水分が不可欠です。そのため水分が極端に少ないにんじんやごぼう、かぼちゃ、イモ系などの温めは得意ではありません。

電子レンジNG容器5箇条

1.水分を多く含む容器はNG

「水分を多く含む容器とは?」と疑問に思うかもしれませんが、具体的には以下のような陽気が該当します。

  • 竹製品(例:ざる、かご)
  • 紙製品(例:紙皿、紙コップ)
  • 漆器製品(例:お椀、重箱)
  • 木の製品(例:お椀、お皿)

水分を多く含む容器はNG

2.金属容器はNG

金属は電子レンジの電波を反射する性質があり、その際に火花が発生します。アルミカップなども金属になるので使用NGです。金属系は事故につながるので、使用しないようにしてください。

例外として、金属が過熱を弱める性質を利用してアルミ箔を使う調理法があります。またホーローは、外見はは磁器ですが、内部に金属を使用しているため、使用NGです。

金属製品はNG

3.耐熱性のないガラス容器はNG

耐熱性のないガラス容器は、電子レンジで使用するとひびが入ったり、割れてしまいます。数回の使用では問題ないかもしれませんが、繰り返し使用することで脆くなっていくので、使わない方が無難です。

耐熱性ガラス

4.陶器はNG

電子レンジに磁器は使用可能ですが、陶器は使用できません。陶器は水分を含む上、磁器と違い吸水性があり、使用すると陶器にひびが入ったり、割れてしまう可能性があります。

電子レンジに陶器はNG

※磁器が左側で、陶器が右側

5.耐熱温度が低い樹脂製容器はNG

樹脂製容器は、耐熱温度が容器によって違います。電子レンジで加熱中の食品は、100℃を超える温度になることもあるので、耐熱温度が低い(140℃未満の)樹脂製の容器はNGです。最近よく見かけるシリコン製の容器は、耐熱温度が低いものもあるので注意しましょう。

油分を多く含む食品(和牛ばら肉、ウインナー)や砂糖が多く使われる食品(チョコレート)は、電子レンジで長時間加熱すると高温になりやすくなります。耐熱温度を超えてしまうと、容器が溶けてしまう危険性があります。

耐熱温度が低い樹脂製容器

その他の電子レンジの注意

蓋がNGなプラッチク、樹脂製の容器

電子レンジ使用可と書かれている製品でも、容器部分だけが使用可能で蓋はNGな製品があります。この場合は、ふたを外してラップをかけてレンチンしましょう。

電子レンジでお湯を沸かしたときにおこりやすい突沸

コップ一杯のお湯をレンチンしたとき、加熱が終わって、レンジの扉を開けた瞬間にお湯が噴き出すことを突沸といいます。原因はコップのお湯全体が温まらず、一部分だけ温まったり、冷たくなったりしている状態で、振動などの刺激によるものです。

レンジでお湯を沸かすときは、数回に分けて加熱するなどして注意しましょう。

電子レンジに入れてはいけないもの

ゆで卵や目玉焼きを電子レンジで調理したくなりますが、これは危険です。卵が爆発します。他にも殻や膜、ぎんなんなどを温めることも危険です。

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