両親の言葉遣いで子どもが変わる。固定観念や偏見を与えない

大人の会話が、子どもに固定観念を植え付ける

子どもに固定観念を与えない

固定観念を持たせず、思考に自由を与える

自分が親として子どもにできることは、今起きている社会問題や課題に対して、「白」や「黒」の正確な判断をできるようにすることが大切です。そのためには、社会的に見た性別の固定観念を植え付けないようにすることが必要です。

一般表現が固定観念を与える

例えば、私たち大人が無意識で使っている以下のような会話は子どもに固定観念(ステレオタイプ)を植え付けることになっています。

  • 男の子だから、算数が得意
  • 男の子だから、女の子前では頑張る
  • 女の子だから、運動はできない
  • 女の子だから、身だしなみはきれいにする

上記の言葉を裏を返していうと、逆の性別の方は「不得意」「できない」「やらなくていい」と感じてしまいます。最新の研究では、こういったポジティブな会話でさえも、子どもの発展途上の心に否定的な結果をもたらせてしまう可能性があることが明らかになっています。

こういった表現は、性別にだけ限らず、民族や宗教に関しても一般表現でステレオタイプの形成を与えてしまいます。

同研究ではステレオタイプを形成してしまった2才が、一般表現を聞くことで、自分とは違うグループの人間がいて、そのグループの人たちがどんな人かを考えるようなったことがわかりました。

心が未発達な幼少期の子が、一般表現を聞くことで、たとえそれが良い内容でも、中立的な内容でも、色眼鏡をかけて世界を見るようにしてしまう傾向にあります。

グループ単位の表現から個人にスライド

「イスラム教徒はテロリスト」という言葉を幼い子が聞いたら、対象のグループは問題のがあると認識するようになります。すると、イスラム教徒は、誰であれ自分たちとは別のグループの人だと考えるようになってしまいます。

「あのイスラム教徒はテロリスト」と表現するだけで、イスラム教徒全体をグループ化した表現を避けることができます。たったこれだけのことですが、これがとても大切なことです。

子どもたち自身や他の誰かが一般表現化した言い方をしたときは、固定観念を産まない考え方に変えるチャンスです。

私の娘は運動が得意ではなく、女の子とかけっこをしても勝てません。ある日「男の子は足がはやいね」って言いました。これを聞いた私は、娘が性別によって、何かを判断し始めたサインだと感じました。

私は娘に「誰が走っている話しをしてるの?」と聞いたら、「1組のAくんも、2組のBくんも足がはやい」と娘は答えました。こんなやりとりをすることで、人をグループとして見るようにならずに、個人として見るように導きましょう。