IQだけじゃだめ、こころの知能指数EQ。人間力を高めるEQ

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EQの成長も3才までが極めて重要

IQだけじゃだめ、こころの知能指数EQ

1998年ベストセラー「EQ 心の知能指数」

IQ(知能指数)が高いだけでは人間としては未熟で、EQ(Emotional Quality:心の知能指数)が高くなければならないという本が1998年にベストセラーになり話題になりました。この本の著者ダニエル・ゴールマン氏は、知能(IQ)よりも心(EQ)が大事だといっています。

EQは、『挫折回復力』とも訳されています。人生は決していいことばかりが、続くわけではありません。ときに苦しく、耐えるに耐えられないような試練が訪れます。EQはそんな逆境に耐える力を意味しているようです。

大学までのIQと社会人になってからのEQ

学生時代は一流大学に入り、勉強をしてトップクラスの成績を残してきたAさん。しかし就職してからは、学生時代の勉強のようにうまくいかない。この事例を上げてゴールマン氏は、「Qは高かったが、EQが低かったため」に仕事がうまくいかなかったと説明しています。

IQが全面的に役に立つのは有名企業に就職するまで、社会に出てから活躍するのはEQが必要とのことです。

早期教育をするとこのように育ってしまうと書かれた本などを見かけますが、果たして本当にそうでしょうか?早期教育と聞くと、IQを連想してしまいがちですが違います。

早期教育とはIQだけを追及し行うものではなく、EQに関しても同様に育てることをいいます。IQだけに偏った早期教育をしてしまった結果が、上記の例のようになってしまったようです。

EQの基礎と形成

EQの基礎を身に着ける機会は、生後から両親の子育ての中で始まっています。EQの形成は、学童期(6~11才)を通じてずっと続きます。後年になって身につくEQは、その基礎上に積み重ねられていきます。

EQの基礎とは、簡単に言うと「EQを高める基礎能力」です。具体的には、下の表の7項目です。

1.自信

自分の体、行動、および周囲の世界を思うようにコントロールできるという感覚。自分はうまくできるだろうという感覚。大人たちも力になってくれるだろうという感覚。

2.好奇心

何かについて知ることは良いことであり、楽しみにつながるという感覚。

3.計画性

周囲にインパクトを与えたいと願い、そのために粘り強く努力し、そして実際にインパクトを与える能力。自分の能力に対する自信にも関係。

4.自制心

年齢相応の方法で、自分の行動を調整しコントロールする能力。自分の内面をコントロールする能力。

5.仲間意識

自分は他人を理解し、他人は自分を理解しているという意識に基づいて周囲と関わっていく能力。

6.意志疎通能力

言語によって他人と思考や感情や概念を交流したいという願望および能力。

7.協調性

集団行動において、自分の欲求と他人の欲求のバランスを取る能力。

EQを育てる教育法

一番大事なことは、家庭教育です。子供は、お母さんとお父さんを見て育ちます。両親が正しいことをしていれば、それをまねて同じような行動をとるでしょう。

その母体があっての早期教育だということを覚えておきましょう。ダニエル・ゴールマン氏は、著書で下記のようにEQを育てる教育法を要約しています。

  1. 家庭教育が重要である
  2. 早期教育が必要である
  3. 感情や感性を豊かにする教育が必要である
  4. IQとEQは対立するものではない

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