妊娠中の出血。症状別出血原因

症状別出血原因、状態、対処法

妊娠中の出血

妊娠初期の出血で考えられる症状

絨毛性の出血

出血原因

胎盤を作る過程で起こる出血で一番多いケースです。赤ちゃん側の絨毛細胞が子宮内膜に入り込む過程で、子宮の内膜の血管が破綻して起こる出血です。

血の色、状態

茶色~赤色の出血少量

対処法

出血は安静にしていれば、自然に吸収されおちついてきます。

着床時床出血

出血原因

受精卵が子宮の内膜に入り込む《着床》過程で起こる出血です。排卵後、卵管内で受精し、その後卵管を通り1週間ぐらいで子宮にたどりつきます。その後、2日ぐらいかけて子宮内に入り込みます。出血は、月経に比べて少なく期間も短いのが特徴です。もちろん、数日後には、妊娠反応は陽性を示します。

血の色、状態

茶色~赤色の出血少量

対処法

出血は安静にしていれば、自然に吸収されおちついてきます。

切迫流産

出血原因

子宮内の赤ちゃんは元気だけど、出血している。この状態が続くと、流産になりかねません。

血の色、状態

下腹痛を伴う時と出血(鮮紅色~茶色)のみの場合がある。

対処法

早めの受診しましょう。

子宮外妊娠

出血原因

子宮以外のところに、受精卵が着床します。妊娠反応が陽性になっても子宮内に何もみられません。卵管に着床した場合、受精卵が大きくなると、卵管破裂する場合があり危険です。

血の色、状態

茶色~赤色の出血少量

対処法

出血は安静にしていれば、自然に吸収されおちついてきます。

胞状奇胎

出血原因

妊娠初期の子宮内には、胎盤になる絨毛という組織が作られます。この絨毛が増殖異常を起こすことで、俗に「ぶどうっ子」と呼ばれることもあります。

残念ながら、妊娠継続はできません。また絨毛がんへの移行する可能性があるので、処置後(子宮内容除去術)しばらくの間定期検査・時には薬物療法を行います。その後、許可されるまで避妊が必要になります 。

血の色、状態

少量の出血が出たりとまったり、いつまでもだらだら続きます 。
つわりがひどくなりやすいです 。

対処法

自分では判断しにくいです。とにかく妊娠がわかったら、指示通りに受診しましょう。

子宮頸管ポリープ

出血原因

炎症がきっかけで子宮頸管の粘膜が増殖し、キノコのようなできものができます。茎を持つために子宮頸管から膣の方へ出るときもあります。

血の色、状態

茶褐色で少量の出血。

対処法

妊娠中は、特に治療せず様子を見ます。そのため何度か出血することもあり、ひどくなるようなら産後に切除することもあります。(簡単な処置) 。