乳酸菌は妊婦の体に良い?善玉菌と悪玉菌の関係

妊婦のアトピー予防は食事制限よりも乳酸菌

乳酸菌の種類

乳酸菌とは?

乳酸菌とは糖を分解して乳酸を生産し、エネルギーをつくる細菌の総称です。乳酸菌には多くの種類があり、乳酸菌飲料・チーズ・バターなどの発酵食品に入っています。

昔から乳酸菌は、さまざまな食品加工に利用されてきました。この乳酸菌に科学の光が当てられたのは、今から約110年前です。1899年乳酸菌の一つビフィズス菌が発見され、そして20世紀初めに、乳酸菌が健康や老化と大きく関係があると考えられるようになりました。

妊婦は乳酸菌をとっても大丈夫?

乳酸菌は、薬ではないので妊婦にも問題ありません。しかし乳酸菌をとり過ぎると、おなかの調子が悪くなってしまったり、下痢してしまうケースがあります。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが重要です。

いくら善玉菌が腸によいからといって、腸内から悪玉菌がなくなって、善玉菌だけになってしまうとこれもまた問題です。悪玉菌は、善玉菌が活躍するために必要な菌だからです。

理想的な腸内環境は、悪玉菌も住みながら、善玉菌が優勢を維持している状態です。この状態は、スーパーヒーロー(善玉菌)が悪る者(悪玉菌)と闘い、スーパーヒーローが勝てる状況です。

乳酸菌を大量に摂取しても(善玉菌過多)、特に大きな副作用はないと言われていますが、胃腸が弱い人は、腸の活動が活発になりすぎることで下痢や腹痛が起きる場合があるようです。

乳酸菌を含む食品と乳酸菌の種類

食品

ヨーグルト、味噌、醤油、ぬか漬け、キムチ、チーズ

種類

ビフィズス菌、ヤクルト菌、KW乳酸菌、LG21、植物性乳酸菌、フェカリス菌、コッカス菌、L29乳酸菌、L-92乳酸菌、EF乳酸菌、 ETF-2001、クレモリス菌、ラブレ菌

赤ちゃんのアトピー予防方法に乳酸菌

妊婦が赤ちゃんのアレルギー(アトピー)を予防するためには、妊娠中から腸内環境を整えることが大事だと考えられています。そのためには、プロバイオティクス(ビフィズス菌+アシドフィルス菌)を内服することが良いとされています。

妊娠期間中に食事制限を行ったにもかかわらず、赤ちゃんがアレルギー体質になってしまうケースが多いのが現状です。その理由は、親の体質的な問題で改善が難しいとされてきましたが、近い将来に解決される日が来るかもしれません。

2007年のドイツの医学報告をによると、赤ちゃんのアレルギーは、一番最初に外界と濃厚接触する腸内環境で免疫が正常に発達するかどうかで決まってくるとのことです。この報告によると、赤ちゃんのアレルギー体質は、妊婦の食事による影響よりも、妊婦の腸内環境が大事ということをいっています。