イギリスのメディア「Mail Online」は、母親として娘を出産し、現在は父親として子育てしている、トランスジェンダーのAJカーンズさん(男性)を紹介しています。
オーストラリア・メルボルンに住むその男性は、35年間女性としての人生を歩み、3年前にルカ(娘)を出産。その後、性転換手術を受けて男性になりました。女性として出産し、男性として育児をする決意をしたまれな体験です。
ところが話はそれで終わらず、AJカーンズさんには、パートナーのズー・ホワイトさん(女性)がいます。その女性は、6年前にジャスパー(息子)を出産しています。
お気づきの通り、AJカーンズさんのまれな家族構成が、さらに複雑な家族構成になりました。娘は父親のおなかから生まれて、息子は母親から生まれているからです。
「父親になることは非常に本能的なもので、最初から不安はなかった。私は間違いなく家庭的な男だし、それはすべての中で最優先すべきことです」と話しています。
「子どもたちは完全に理解しているかわかりません。でも、彼らはどちらのお腹から生まれたかはわかっています。そして、そこに違いがあると思っていません。」と話しています。