塩鮭や新巻鮭を料理するとき、上手な塩抜きは必須です。なぜなら、塩抜きをうまくやらないと素材の旨みが逃げてしまうから。
捕まえた鮭を塩鮭にする理由は、風味が良くなりおいしくなるための理由もありますが、一番の理由は保存が目的です。スーパーなどの店頭で販売されている鮭の多くは、塩鮭(定塩法)にされています。
定塩法とは、鮭半身を塩水に浸けることで塩分をしみ込ませ、塩味をつける加工法です。
塩抜きに慣れると鮭の塩分や料理に合わせて、浸ける時間を調節できるようになります。
薄い塩水に浸けて行うのが一般的ですが、みりんと酒を使うことでうまみを封じ込めます。
酒粕は鮭の塩分をやわらかせ、鮭の味がグッと引き立てるようになります。