みなさんはコンロ周りやお風呂など、用途別に専用洗剤を使い分けていませんか。重曹一つあれば、様々なところをきれいにすることができます。重曹は、炭酸水素ナトリウムの白い粉です。その特徴として、以下3つの性質が掃除をするために役立ちます。
油汚れは「酸性」の性質を持っています。「コンロ」「換気扇」「お皿」など油汚れは、重曹がつ持つアルカリ性の性質があるため、中和しながら取り除くことができます。
さらに重曹は、重曹の特徴でも説明したように油と混ざることによって「親和性」と「親油性」を併せ持つ石鹸に変化します。
※親和性とは、ある物質が他の物質と容易に結合する性質や傾向
※親油性とは化合物などが、油や非極性溶媒に溶けやすい性質
掃除のポイント
重曹ペーストは、汚れていない部分に使うと重曹が塊になって残ってしまいます。この重曹の塊が中々取り除くのに苦労します。重曹ペーストは、油汚れのある部分だけに利用しましょう。
コンロなどの汚れが温まっている状態のときであれば、重曹をつけるだけで、簡単に汚れが落ちやすいです。
掃除のポイント
アルミ製の器具はアルカリで黒ずむのでこの方法はおすすめしません。
掃除のポイント
火傷や手荒れのおそれがあるので、電子レンジ内の掃除はゴム手袋を使って掃除しましょう。
掃除のポイント
水の代わりに重曹を使うことで臭いが軽くなります。トレイに敷き詰めた重曹は、一度使ったらその都度洗うようにしましょう。
重曹は粒子自体が固くなく、水に溶けにくい性質なため、クレンジング効果があります。粉状のままふりかけこすることで、「柔らかい研磨剤」の役割になり、モノを傷つけることなく、汚れを落とすことができます。
掃除のポイント
※頑固な汚れの場合の掃除方法
- 鍋の中に水500mlに対して重曹を小さじ5杯ぐらいの割合の重曹水を作る
- その中に汚れたカップを入れて、沸騰させる
- 沸騰したら火を止めて、冷めるまで待つ
- 冷めたらスポンジや歯ブラシで汚れている部分をこする
掃除のポイント
弱アルカリ性の重曹は、弱酸性の酢を合わせると、化学反応をおこして発泡します。発生した泡が細部まで行き届き、汚れを浮き上がらせます。
掃除のポイント
電気ポットの掃除と一緒で、弱アルカリ性の重曹と弱酸性の酢を合わせて、化学反応を利用した掃除方法です。シュワシュワ出てくる泡の正体は、炭酸ガスなので安心です。
掃除のポイント
水拭きした後に、ガラスの水分を拭き取るときは新聞紙がオススメです。鏡の掃除と同じで、新聞紙でふき取るとピカピカになります。