日本で一番食べられている果物は、実はバナナです。バナナは栄養満点で、値段も手ごろなことから多くの人に愛されています。
比較的早く傷んでしまいがちなバナナですが、このテクニックで日持ちをよくさせましょう。
バナナが日持ちせず黒くなってしまう原因は、エチレンガスの影響です。バナナは、房の状態だと互いのエチレンガスの影響で、熟して黒くなるのを早めてしまいます。それを防ぐためには、バナナを房から切り離して、一本ずつに分けることで長持ちさせることができます。
そうすることで約5日で黒くなるバナナが、約1週間まで長持ちさせることができます。またバナナを1本ずつに分けたけど、早く熟させて食べたくなったら、リンゴと一緒にバナナをおいておきましょう。するとリンゴから放出される多量のエチレンガスで、バナナが熟されます。
バナナの根元の部分をラップでくるむ方法です。そうすることでバナナが熟すスピードを遅らせるの効果があります。やり方は簡単で、バナナの根元にご家庭にあるラップでしっかりときつく巻きつけるだけです。バナナの房ごとラップをしても効果はありますが、1本ずつ分けてラップをした方が効果が高くなります。
その方法は、50度のお湯で短時間つけることで、バナナが約2週間長持ちします。バナナにとって50度のお湯は、強いストレスです。そのストレスを跳ね返そうとして、バナナから「熱ショックタンパク質」という物質がうまれます。
この物質のおかげで、通常バナナよりも約3倍も日持ちするようになるというわけです。ちなみに通常冷蔵庫に入れたバナナは黒くなりますが、50度のお湯につけたバナナは、黒くなりません。
※すでに黒くなったバナナには効果はありません。
総務省の統計調査によると2004年にみかんを抜いて以来、7年連続でバナナが日本で一番食べられている果物なことがわかりました。消費動向調査では、バナナを食べる理由として下記の理由が挙げられていました。
バナナには、他の果物にはないほど高い栄養分を含んでいます。またバナナの栄養分の特徴は、炭水化物とビタミンB群が一度にとることができるところです。体内のエネルギーへは、炭水化物とビタミンB群が一緒になって始めてエネルギーになるからです。
またバナナには、免疫システムを増強する作用のあることが、帝京大学薬学部の山崎正利教授の研究で明らかになりました。
研究によるとバナナの成分は、免疫システムで必要不可欠な役割を果たす「白血球」の機能を増強します。白血球が活発に働くと風邪を引きにくくし、、動脈硬化やガンなどの、各種成人病にもなりずらくなることが分かってきました。