日本では、2007年5月から赤ちゃんポストが開始されました。世界では、もっと早くから赤ちゃんポストの設置がはじまりました。
最も早いところでは、1996年に設置している国があります。
アメリカでは赤ちゃんポストを合法的になっていて、テキサスで1999年9月1日に「安全天国の法案」(safe haven law) が 実施され、その後47の州が同じく実施しています。
この法案は親が合法的に、また匿名で自分の新生児(生後72時間以内)を放棄し、病院や消防署などの「安全天国」の場所に届けることを許可しています。 この法案の呼び名は各州で異なりいて、カリフォルニアでは「赤ちゃん安全環境法」と呼ばれています。
中国では、健康な状態ではない赤ちゃんが預けられるケースが多いようです。重度の障害を抱えていたり、治療するのが困難だとされる重い病気を抱えていたり…。
それらに該当する赤ちゃんの数は、赤ちゃんポスト開設から11日で100人を超えたケースもあったようです。
そして赤ちゃんを預けられた施設では、そういった赤ちゃんに対応することができないため、閉鎖になってしまうケースもあるそうです。
日本での赤ちゃんポストは、開設から6年間(2013年までのデータ)で92人が預けられました。世界で起きていることは、日本でも起きないとも限りません。今後も赤ちゃんポストのニュースに注目していきたいと思います。