妊娠1ヶ月(妊娠0週0日~3週6日)は、最終月経の初日から28日間をいいます。しかし実際には最初の2週間については、現代医学では妊娠していないことになっています。その理由は、妊娠の境目にあたるこの時期、妊娠の兆候と生理前の症状を区別することが難しいためです。
女性の体は生理が始まる2~14日前になると、体や精神状態に変化が起こります。これをPMS (生理前症候群)といいますが、個人差が大きいです。人によっては日常生活が困難になるほどの症状がでることもあります。
上の表を見てわかるように妊娠の兆候と、生理前の兆候は似ています。2つの兆候の違いは、時間とともに症状が強くなっていくか、弱くなっていくかが、見極める判断材料になります。
生理前の症状(PMS)であれば、生理予定日が近づいてくるにしたがって、症状が治まってきます。逆に妊娠の兆候であれば、徐々に症状が強くなってきます。
妊娠しているかどうかを判断するには、生理が停まったかどうかです。生理が遅れてひょっとしたら、妊娠かもしれないと思う人もいるでしょう。
しかし生理の遅れは、妊娠の兆候の可能性もありますが、通常の生理が日常生活のストレスなどによって、遅れている可能性があるので一概には言えません。
生理の遅れの判断基準としては、生理が規則正しい人とそうでない人で妊娠の可能性が変わってきます。
生理が規則正しい人の場合、生理が2週間遅れれば、妊娠の可能性が非常に高くなります。生理が規則正しくこない人の場合、生理が遅れても妊娠の兆候ではない場合もあります。
基礎体温の高温期が持続するため、体が熱っぽく感じることが多いようです。高温期が3週間以上続けば妊娠の可能性が非常に高くなります。高温期を判断するためには、日常から基礎体温をつけましょう。妊娠したい人は、基礎体温測定は必須です。
妊娠の兆候として一番メジャーな兆候です。吐気や嘔吐がもっとも一般的なつわりの症状ですが、個人差がとてもあります。つわりの原因はまだはっきりしていない部分が多いです。
上の表のような症状が起こりやすくなります。これは妊娠によるホルモンバランスの急激な変化と考えられています。