日本生命保険相互会社が、2016年10月2日「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険ChouChou!(シュシュ)」のサービスを開始しました。不妊治療費を保障する民間保険は2016年4月から解禁されましたが、その保険が発売されたのは国内では初めてです。
公的助成制度は15万円(初回30万円)が支給されます。しかし、その治療回数が増えれば患者負担はそれだけ大変になってしまいます。不妊治療費の体外受精、卵子に精子を直接注入する「顕微授精」(=健康保険対象外)は、1回にかかる費用は約30万~かかります。
同商品はがん、脳卒中、急性心筋梗塞の3大疾病や死亡保障に加えて、出産時の給付や特定不妊治療(体外受精や顕微授精)の保障、満期まで継続した場合の一時金を組み込んだ保険。月々の保険料は、1万円前後で契約満了時は最大200万円の一時金が支払われます。
不妊や出産に係る保障内容は、「出産給付金」と「特定不妊治療給付金」。被保険者が保険期間中に所定の出産をしたときに給付される出産給付金は、1回目が10万円。2回目が30万円、3回目が50万円と徐々に金額が上がり、5回目以降は100万円。支払い限度額はない。
出産給付金は不妊治療をしても、しなくてもからなず受け取れます。
被保険者が保険期間中に所定の特定不妊治療を受けたときに支払われる特定不妊治療給付金は、1~6回目が1回につき5万円、7~12回目が1回につき10万円が給付される。支払い限度は12回。
今後子どもを作る予定がある方には、とてもメリットが大きい保険です。ただ現在不妊治療を行っている方にとっては、2年後にしか保障が出ないというのは少し残念です。同保険を検討される方は、その他気になる点は加入前にしっかり確認しましょう。