赤ちゃんの体は、あらゆる機能が発達していないため、脱水を引き起こしやすくなります。産まれたばかりの赤ちゃんは、特に注意が必要です。
赤ちゃんは、生理的に脱水になりやすく、重症化しやすいため、早期に発見し受診しましょう。
大人の水分量は体重の60~65%であるのに対し、新生児は約75%、乳児は70%と赤ちゃんの水分量の割合は高くなっています。
人間の体には、細胞の中にある細胞内液と血液などの細胞外液に分けられます。大人の水分量60%のうち40%が細胞内液ですが、20%が細胞外液であるのに対して、新生児の水分量80%のうち細胞内液35%で、45%が細胞外液です。
赤ちゃんは腎機能が未熟で、腎臓での尿濃縮能が低いため、尿中への水分喪失が多くなってしまいます。また水分の代謝が早いため、1日の水分量が多くなります。
哺乳欲低下、食欲低下、おう吐、下痢。また不適切なミルク濃度、母乳・ミルク量の不足、酷暑のときの水分不足等
おう吐、下痢、多尿(腎臓障害)、発熱、発汗、高温環境等