出産と冷え性の関係。冷えない妊婦になる
妊娠中は体温調節を心がけて!
冷え性は出産に関係ある?
冷え性の妊婦とそうでない妊婦の出産を比べると、冷え性でない妊婦の出産の方が、だいぶ楽になります。その理由は、体が温かい(=冷え性ではない)と、出産のときに使う腰や足の筋肉も柔らかくなり、出産特有のポーズに対応しやすくなるためです。
また汗も出やすくなることで、さらに筋肉が柔らかくなります。そのため結果として、安全で楽な出産(=安産)になりやすくなります。
冷え性の女性も妊娠すると汗をかきやすくなりますが、多くの妊婦さんは妊娠をしても冷え性であることは変わりません。一部の妊婦さんは妊娠を機に代謝良くなり、冷え性が改善される場合もあるようです。
どこの部分が冷えやすいの?
冷え性で悩んでいる人の多くは足、おなかについで腰、手の順番で悩んでいる人が多いようです。冷え性は薬を飲めば治るというものではないので、冷え性の対策をして防ぐ意識を高めるようにしましょう。
素足、ミニスカートはNG!
基本的に素足で行動することは、よくありません。ストッキングや靴下を常にはき、冷やさないようにしましょう。夏は暑いため、足元のケアを怠りがちですが、ここは我慢のしどころです。冷え性対策は、夏でも冬でも季節に関係なく、下半身を重点的に暖めることを意識しましょう。
冷たいもには気をつけて
キムチ、生姜、ミソなど体に熱を与える食べ物を取り入れ、冷たい飲みものを飲む回数を極力少なくしましょう。中国茶など冷え性に効用のあるもの取り入れるといいかもしれません。バランスの良い食事は、冷え性の改善の近道です。自分が不足しがちな栄養分は、積極的に取りましょう。
例えば、カルシウムはししゃも、鉄分はヒジキ、葉酸はほうれん草、出産を機会に料理の知識と腕をUPさせてもいいかもしれません。これからは家族が増えるので、家族のために手料理をいっぱい作らなくちゃいけませんからね。
妊娠中は横になる
妊娠中は横になるだけで、子宮に流れる血液は約4割増えます。仕事をしているときや忙しいときでも、ちょっとの時間を積極的に作り、横になれる時間と場所をつくりましょう。立ち仕事の人は時々腰掛けて、足の血液を循環させる意識を高めることが大切です。
体を温める
人間の体はおなかをあっためるものをよりも、背中をあっためた方が体温を上げやすいことを知っていますか?体をあたためるときは、腹帯(ハラオビ)でおなかをあたためるのではなく、背中側を覆ってくれる衣類を選びましょう。
お風呂は長い時間入れなくても、短い時間でも湯船につかると血流が良くなってきます。お風呂に入れないときは、足湯で暖めるようにして血液の循環をよくしましょう。
ソックスはかかとから20cmの長さが大切です。ハイソックスは、足にあるツボを刺激して血の巡りをよくしてくれます。また5本指ソックスをはくことによって、さらに血行促進につながります。試したことのない方は、この機会にトライしてもいいかもしれませんね。
日常生活に運動を
自分のおなかの大きさと相談して、無理なくできる運動をしましょう。基礎代謝を上げることは、冷えにくい体を作ってくれます。急に運動するときは、係りつけのお医者さんに相談して、許可をもらってから運動してください。
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