最終月経日(入力欄)から妊娠週数を計算できる!【妊娠1ヶ月】
妊娠中のママの体の変化(妊娠1ヶ月目)
超音波検査はスゴイ
超音波検査は、妊娠して産婦人科を受診すると、ほぼ必ずを行われます。人類と同じく、日に日に進化し続ける超音波検査は、妊娠する前の卵巣や子宮の中、受精卵が着床する子宮内膜の様子など、驚くほど詳しく観察することができます。
卵巣の中には、卵子が入った卵胞があります。この卵胞が、ホルモンの作用で成熟して排卵を起こします。卵胞は、直径2.0~2.5cmぐらいになると排卵するため、超音波検査で卵胞の大きさを測ることで、排卵の時期を特定することができます。
妊娠週数(妊娠周期)の数え方
月経や妊娠の経過を計算する場合は、28日周期の女性(※月経の開始日を1日目として、次の月経の開始日の前日までの日数)を基準にします。28日周期の女性が排卵するのは、通常の場合の月経は、14日目に行われます。
週数を数える場合は、最終月経の開始日を0週0日として0週6日まで、その次は1週0日のように数え、分娩予定日は40週0日と数えます。 月数で数える場合は、4週間が1ヶ月とします。0週0日から3週6日までが妊娠1ヶ月、4週0日から7週6日までが妊娠2ヶ月のように数えていきます。
妊娠1ヶ月(0~3週間)は、最終月経からの4週間にあたりますが、このうち妊娠0~1週間は、まだ排卵も受精もしていません。しかし、ママの体の中で妊娠の準備が始まっています。
このように医療現場は、最終月経の開始日を基準にして、妊娠週数を計算します。また受精を基準として計算する場合は、胎齢と呼びます。胎齢は、主に研究的な目的の場合に使われることが多いです。
おなかの赤ちゃんの変化(妊娠1ヶ月目)
早く人間になりたい
妊娠1週目の卵子の発育段階では、まだおなかの中に赤ちゃんはいません。妊娠2週目に受精卵となり、3週目に子宮内膜に着床します。受精卵の時の大きさは0.1mmぐらいですが、約10日で40~100mmぐらいの大きさまでに成長します。受精卵は、こんな短い間に40~100倍に成長してしまうんです。
受精卵から出たばかりの赤ちゃんには、エラやシッポがあり、タツノオトシゴのような形をしています。とても人間の赤ちゃんとは思えない体系ですね。赤ちゃんは魚類、両生類、爬虫類、哺乳類の体の形の変形を経て、最後に人の形(胎児)になります。
※胎児になる前の赤ちゃんの状態は、胎芽と呼ばれています。
ママのおなかの中の赤ちゃんは、人類が1億年かけてきた進化を、わずか7~8週間ぐらいで成長します。まさにママのおなかの中では、神秘的なことが起きているんです。
卵(受精卵)から赤ちゃんが産まれるまで。42段階でわかる成長
インフォグラフィック「人間の命ができるまでのメカニズム」より
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