想像妊娠で帝王切開。おなかには赤ちゃんがいなかった
想像妊娠は検査薬に反応しないはずなのに、帝王切開?
現実に起きた想像妊娠での帝王切開事例
日本での事例はありませんが、世界では想像妊娠での帝王切開事例が報告されています。なぜこんなことが起こってしまうのでしょうか。
2013年12月ブラジル
この37歳の女性は、妊娠初期から助産師による妊婦健診を受けていました。その結果では、子宮は順調に大きくなっていたとのことです。また担当医師は吐き気、体重の増加、乳房の肥大、背中の痛みなど妊娠と思われる兆候もあったようです。
出産予定日を1週間過ぎて陣痛と出血が起こり、産院に駆け込みましたが、胎児心拍が聞こえませんでした。この状況を医師が緊急事態と判断し、すぐさま帝王切開手術が行われました。
しかし、子宮内に赤ちゃんはいませんでした。
2010年アメリカ
出産予定日を過ぎた女性が、2日間の陣痛誘発剤使用。しかし陣痛が起こらず、帝王切開されましたが、おなかには赤ちゃんはいませんでした。
想像妊娠での帝王切開は日本では考えられない
日本では、まず考えられません。帝王切開する前には、エコーで赤ちゃんが中にいるかの確認後に行うからです。ブラジルとアメリカの事例では、妊娠検査薬(尿検査)やエコーで妊娠確認が行われていなかったようです。
日本は、妊娠初期にエコーを受けるのが常識です。しかし世界中では本人の希望によって、一度もエコー検査を受けないで出産になることも珍しくはないようです。
お金の問題や医療技術の問題など様々なことが考えられますが、「想像妊娠」という心身障害の事実がある以上、女性の体を守る取り組みをもっとしてもらいたいです。
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