トイレトレーニングはいつから?トイトレの進め方と4つのコツ
トイレトレーニングの開始目安は2才前後
トイレトレーニングはいつから始める?
一人目の赤ちゃんの育児は、何もかもが初めて。トイレトレーニングもその一つですね。「おまる」や「補助便座」という言葉は聞いたときはありませんか。
早い子だと1才を過ぎたあたりから、トイレトレーニング(通称:トイトレ)が始まります。もちろん、赤ちゃんの成長には個人差があります。トイトレは我が子のペースで焦らず、ゆっくり準備していってください。
トイレトレーニングをはじめるサイン
- 1人で歩いてトイレに行ける
- 「おしっこ」と「うんち」の言葉を理解する
- おしっこの間隔が2時間ぐらいになる(膀胱の発達)
トイレトレーニングに必要なもの
- おまるまたは補助便座
- トレーニングパンツ
- 布パンツ
トイレトレーニングの進め方
1.おしっこやうんちを認識させる
子どもは、いきなりトイレに連れて行くと混乱します。おしっこやうんちを認識させ、トイレをするとスッキリすることを認識させましょう。
おしっこは「チー(チッチ)」、うんちは「ウーン(ウンウン)」などのように言葉を決めて、おむつ替えのときに、声をかけてあげてください。
2.トイレやおまるに興味を持たせる
ママとパパは、「チー(チッチ)」、うんちは「ウーン(ウンウン)」をするタイミングでお子さんに声をかけてあげてください。両親がトイレするポーズを見せてあげてもいいかもしれません。大切なのは、「おしっこ」と「うんち」と「トイレ」の関連付けさせることです。
トイレに興味を持たせるようにするためには、キャラクターなどを利用すると効果が高いです。※詳細はこのページの下の部分に書いてあります。
3.生活リズムの節目にトイレに誘う
少しずつトイレに慣れて、おしっこやうんちの意思表示をしてくれるようになれば、順調に進んでいる証拠です。
おしっこやうんちのタイミングは、成長度合いや季節によって変化します。朝起きたとき、朝食の後、昼食の後、昼寝の後、おやつの後などママが子どものリズムや様子をつかめていることが大切です。
子どもがトイレに行きたそうなタイミングだと感じたら、一緒にトイレに行くように誘ってあげてください。昼間は、5~6回誘ってあげるぐらいが目安です。タイミングを間違えて、あまりにもしつこく声をかけしまうと、トイレに対して抵抗感を持たせるので注意しましょう。
4.「出る前申告」と「出た後申告」の2グループ
トイレはすぐに出る前申告ができるようになる子どもと、出た後申告しかできない子どもの2グループに分かれます。子ども感性や感受性によって分かれますが、どこかのタイミングで出る前申告ができるようになるので心配しないでください。
- 出る前申告:おしっこやうんちをする前にアピール
- 出た後申告:おしっこやうんちをした後にアピール
子どもが出る前申告ができるようになると、あとは「トイレが我慢できる」かだけです。ただ「出る前申告」ができるようになっても、成功率が高まってくるまでに3ヶ月ぐらいかかります。気長にあたたかく見守ってあげましょう。
出た後申告の子どもは、「トイレがしたくなる感覚」が自覚できてないだけです。お子さんのトイレの行きたそうなタイミングで声をかけ続けてあげてください。
5.トレーニングパンツか、パンツを履かせる
トイレの我慢ができるようになるには、排尿機能の発達が不可欠です。その機能は、2~4才半ぐらいを目途に発達が進み完成していきます。そのため昼間のトイレは、4才半までにできるようになっていれば問題ありません。
ちなみに4~5才で子どもでおしっこが自立は、93%だと言われています。うんちの自立は、おしっこより遅くなる場合が多く、4~5才で84%、5~6才で93%と言われています。
おむつからパンツへの切り替えは、悩みどころですが、安定して「出る前申告」ができるようになったら、子どもと相談して決めるのがいいかもしれません。
トイトレの考え方によっては、オムツからパンツに切り替えて、早い段階で失敗をさせる。そう自覚させてることで自立を早める意見もあるようです。
6.外のトイレやトイレの種類、トイレのマナーを教える
保育園や幼稚園になると、自宅外の場所でトイレをするようになります。そうなったとき、「家のトイレじゃなきゃダメ」となってしまわないように練習が必要です。お友達の家やデパート、駅や公園のトイレに連れて行ってあげましょう。
またトイレには、様々な種類やパターンがあります。洋式トイレや和式トイレ、ウォシュレットがついてたりします。初めて見るトイレは、ビックリするお子さんが多いかもしれません。そういう意味でも、さまざまな場所のトイレを利用させてあげてください。
トイレマナー
- おしっこやうんちは汚いもの
→触らない - おしっこやうんちは人には見せない
→一般的な常識 - おしっこやうんちは恥ずかしくない
→我慢しないようにする
トイレトレーニングの4つのコツ
1.好きなキャラクターの補助便座ではじめる
補助便座とは、通常の便座では子どもには大きすぎるため、二まわりぐらい小さな便座をかぶせて使用することで、一人でもトイレができるようにする便座です。
トイトレで意外と苦労するのが、トイレに興味をもってくれない、トイレのところに行ってくれないことです。そこで活躍するのが、アンパンマンなどのキャラクターです。
好きなキャラクターがいれば、そのシールを補助便座に貼ったり、そのキャラの補助便座を購入して気を引くことでトイレに興味を持たせることができます。
また補助便座には、まだお子さんが見たことがない新キャラを登場させるのも効果が高いそうです。自分の子どもの好きそうなキャラクターのシールを探してみてください。
補助便座ではなく、おまるでトイトレを始める方もいますが、私個人の意見では補助便座が便利だと思います。おまるは、いつでもどこでもトイレができるようになるメリットがありますが、おまるの掃除や消毒しなくてはいけないため、後片付けに手が間かかります。
おまると補助便座のどちらが成功しやすいか、またお子さんに合っているかはわかりません。そうであれば、手間がかからない補助便座を使った方がいいと思いませんか。
2.寒い時期より暖かい時期にはじめる
トイレトレーニングは、春から夏にかけてはじめれると進めやすい傾向があります。その理由は、暖かい季節の方が薄着だから、着替えや洗濯の関するメリットがあるからです。
- 暖かい季節は薄着だから、洗濯物が少なくて済む
- 暖かい季節は薄着だから、汚しても着替えやすい
- 汗をかきやすいので、おしっこの感覚が空く
ただ実際問題、子どもは季節ごとに成長するわけではありません。秋や冬にトイレトレーニングを開始することもあります。少し我慢してトイトレが、暖かい季節に始められそうであれば、そうするぐらいの感覚でいるようにしましょう。
暖かい季節のトイトレの恩恵を受けたいのであれば、暖かい季節に少し早めからはじめたり、寒い季節は少し開始時期を遅らせたりして、お子さんの成長スピードと相談してみるといいかもしれません。
3.目標と目的を持つ
トイレトレーニングは、ご両親で目標期間を一緒に考えられるといいですね。そして、その目標の先に目的があるとよりいっそう二人が一緒になってがんばれと思います。
例えば、目的は8月の家族旅行に行くため、来年の6月までにはオムツがはずれるように目標を持ってがんばろうみたいな感じです。
とは言っても、目標や目的をたてたとしても、中々予定通りいかないのが、赤ちゃんのトイレトレーニングです。あくまで「いつごろまでにクリアできたらいいな」ぐらいの感覚で目標をたてるようにしましょう。
4.周りの声や周りの同級生と比べない
育児をしているご両親は、親戚や近所からオムツはずれやトイトレについて聞かれたり、周りの子が先にトイレができるようになったりして、周囲の環境に焦ってしまうこともあるかもしれません。
もしそれで自分が焦ってしまったとしても、お子さんにその焦りを感じさせる態度をとってはいけません。子ども成長スピードは一人ひとり異なります。うちの子も「そのうちはずれる」と、肩の力を抜いて見守ってあげましょう。
これは育児の鉄則で、トイレトレーニングに限ったことではありません。焦らずのんびり、我が子の成長を楽しんでください。
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