赤ちゃんの体は75%が水。胎児に限ってはなんと約90%

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人の体の水分量は年齢に応じて変化する

水の中の赤ちゃん

人間の体はほとんどが水でできていることは知っていますか?

赤ちゃんはおなかにいるときが一番水分を含んでいて、次に産まれたとき、そしてだんだん成長するにしたがって水分の割合が減っていきます。それはなぜでしょう。

人間の体の50~75%は水

人間の体は、胎児は体重の約90%、新生児は約75%、子どもは約70%、成人は約60~65%、老人になると50~55%を水が占めています。もちろん、体内の水分量は、性別や年齢で多少の差はあります。

生まれたばかりの赤ちゃんや子どもの肌は、水分をたくさん含んでいるためハリがあります。しかし三十代、四十代、五十代と年齢を重ねるにつれて、肌はカサカサになってきます。

これは、体の中の水分が老化とともに減っていくことが原因の一つです。ではなぜ年を取ると体の水分の割合が減っていってしまうのでしょうか?

生きるために必要な脂肪

人間の体は成長するにしたがって、水分が体から抜けていきます。その理由は、生きるために必要な脂肪が、体についてくるからです。体の内側には、脂肪が増えた分だけ水の割合が少なくなります。

成人の水分量は60~65パーセントと説明しましたが、これを男女に分けると、女性のほうが水分量の割合が低くなっています。これは一般的に、男性より女性のほうが脂肪が多いからです。

また、成人と老人を比べると、老人の水分量はさらに少なくなります。この違いは脂肪の量ではなく、細胞内の水分の低下が原因です。筋肉が衰えと同様に、細胞内の水分の減少は、老化現象の一つだと言われています。

体内の水分

水なしでは生きていけない

人間の体は100兆個以上の細胞から成り立っていて、体重の約65パーセントを占める水分の約3分の2は、この細胞内に存在し、活動しています。残り3分の1は、細胞と細胞の間に存在する細胞間液と血液にあり、それぞれ生命を維持するために働いています。

人間は、水と睡眠をとっていれば、食べものがなくても2~3週間は生きていられると言われています。しかし、水を一滴も取らなければ、脱水症状になりせいぜい4~5日で命を落としてしまいます。

人間の体は、眠っているとき体は働いています。私たちの体は寝ているとき、思った以上に汗をかいています。

呼吸による水分の放出を含めると、一回の睡眠(6時間)で平均約500ml体内から水がなくなっていきます。多いときには、一回の睡眠で1リットルもの水が失われます。そのため寝る前と起きた後の水分補給は、とても大切です。

私たちは、水なしでは生きていけません。いつも蛇口をひねったり、コンビニやスーパーに売っている水が当たり前になり過ぎていて、水の大切さに気付く少なくなっています。

この機会に水との付き合い方や水への意識をちょっと変えてみませんか。

Posted by webclim11099