ヨーグルトは風邪やインフルエンザ対策に絶大な効果
1073R-1乳酸菌を配合したヨーグルトを食べよう
ヨーグルトが、風邪やインフルエンザに対してどんな効果があるのかを調べる実験が行われました。その結果、ヨーグルトに含まれる乳酸菌について新しいことがわかりました。
いつもヨーグルトを食べている人は、これからも毎日食べ続けた方が良さそうですが、すべてのヨーグルトに新たにわかった乳酸菌の恩恵があるわけでありません。
ヨーグルトとは?
ヨーグルトは、原料の牛乳や脱脂粉乳を乳酸菌で発酵させた発酵乳です。ヨーグルトには、独自の規格基準はありません。
厚生労働省の乳等省令では、発酵乳として無脂乳固形分(タンパク質、乳糖、ミネラルなど)が牛乳と同じ8.0%以上、生菌タイプでは乳酸菌または酵母の数が1mL中に1,000万以上、大腸菌群は陰性であることが定められています。
2014年の発酵乳等の表示
栄養効果
ヨーグルトの栄養的な特徴としては、牛乳から受け継いだ良質のタンパク質やカルシウム、ビタミンB2などが豊富に含まれています。乳酸菌の効果でタンパク質の一部は消化吸収されやすくなり、カルシウムの吸収率がアップします。
さらに、ヨーグルトの独特の酸味は食欲を増進させ、乳酸菌の働きで腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を増やさないようにすることで腸内環境のバランスを整えてくれます。
ナチュラルキラー細胞<NK>と多糖体<EPS>
東京都内で開かれたセミナーでは、乳酸菌1073-1を使ったヨーグルトを摂取すると、ウイルス感染した細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK)の働きを活発にし、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることを確認したと報告されました。
北里大などによるマウス実験の結果では、同ヨーグルトを食べると風邪を引く危険性も半減したとの報告もされました。
マウス実験
実験では1073R-1のヨーグルトをマウスに4週間与えたところ、NK細胞の働きがより活発になりました。またこの乳酸菌が作るEPS(菌体外多糖または細胞外多糖)を3週間与えても、同じ結果が得られました。
ヨーグルトやEPSを食べさせたマウスが、インフルエンザウイルスに感染した場合の実験では、感染力のある肺の中のウイルス量が減ることもわかりました。
※EPSとは微生物が産生する多糖体の総称です。多糖体とは、複数(主に10個以上)の糖が結合してできる物質です。
人体実験
山形県と佐賀県内の60歳以上の72人に実施した実験では、1073R-1のヨーグルトを8週間と12週間食べてもらいました。その結果、ヨーグルトを食べた人は、食べなかった70人と比べると、風邪を引く被験者が半分になりました。
北里大の山田陽城教授は「ヨーグルトに含まれる乳酸菌は粘膜免疫系などの活性化に働くなどして、健康維持にかかわると推測できる」との考えを示しました。今回の実験では、データが少ないことから推測という結果でしたが、近い将来論文等で発表されるかもしれません。
乳酸菌1073-1を配合したヨーグルト
風邪やインフルエンザを予防できるヨーグルトは、実験で利用されていた乳酸菌1073-1を配合のヨーグルトです。コンビニやスーパーで販売されているすべてのヨーグルトではないことを覚えておいてください。
商品紹介(明治)
- R-1ヨーグルト(ヨーグルト)
- R-1ヨーグルトドリンクタイプ(ヨーグルトドリンク)
- R-1ヨーグルト低脂肪タイプ(ヨーグルト)
- R-1ヨーグルトドリンクタイプ低脂肪(ヨーグルトドリンク)
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