基礎体温でわかる排卵日。その役割と正確な測り方
基礎体温は妊娠や避妊したいとき役立つ
基礎体温とは?
人の体温は1日を通して高くなったり、低くなったりしていることはご存知ですか?起きているときの体温は、エネルギーがたくさん体の中で燃焼されているため、基本的に高くなっています。
逆に寝ているときは、生命を維持するためだけにエネルギーが使われるため、体温は低くなっています。この寝ているときの体温が、 基礎体温 と呼ばれているものです。
寝ているときの体温を計れれば、正確な基礎体温になります。しかし眠っているときは無理なので、朝起きてから体を動かす前に測った体温を一般的に基礎体温と呼んでします。毎日の体温の変動を記録したものが、基礎体温表と呼ばれています。
基礎体温で何がわかる?
基礎体温は、妊娠するためには欠かせない基本データです。赤ちゃんが欲しいときは、精子と卵子を受精させなければなりません。そのためには排卵日を知り、排卵日とタイミングを合わせて、赤ちゃんができやすいタイミングでセックスをしなければなりません。
排卵は多少の個人差はあります。基礎体温が、低温相から高温相にあがる境目あたりで、排卵が起こります。毎朝基礎体温を測り、グラフにする一番の目的は、排卵日を特定することです。また女性ホルモンが正常に働いているか、働いていないかを知る手がかりにもなります。
基礎体温の正しい計り方
1. 枕元に婦人体温計、基礎体温表、鉛筆、消しゴムを常に置いておく
婦人体温計は、デジタル式と水銀式があります。正確なのは水銀式です。でも便利なのは「ピピッ」とタイマーで教えてくれるデジタル式です。基礎体温表は1年分記載できるものが、薬局で200円ぐらいで売っています。
2. 朝目覚めたら、体を動かす前に布団の中で体温を測る
起きてから真っ先にトイレに行きたいときもありますが、我慢して検温してください。基礎体温は正確な数字でないと意味がないので、必ず守りましょう。
3. 毎日一定の時間に測ることが大切
毎朝5~8時の決まった時間に起きて、検温するのが理想です。しかし生活のリズム的に、難しい人もいると思います。1週間、または2週間のサイクルを通して、1日の始まる決まった時間に、体温を測ることが大事になってきます。
4. 婦人体温計を舌の下に入れて、口を閉じて検温する
水銀式は5分、デジタル式は1~3分間です。脇の下で測ると、部屋の温度や季節などによる外部環境の影響により、体温が変わってしまう可能性があります。基礎体温は正確な体温を測る必要があるため、なるべく口で検温しましょう。
5. 基礎体温表に記入するときに、その他の情報を一緒に書く
備考欄には、その日の体調や、前日にお酒をどれくらい飲んだかということを記入しましょう。※基礎体温は、飲酒や体調により変化します。
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