30才過ぎると妊娠力の低下。37才を超えると急激に
40代になると妊娠する確率は40%下回る
年齢が高いと妊娠力が下がってしまう理由
35~37才あたりになると妊娠力は今まで以上に低下し、40代前後に近づくと妊娠力はさらにガクンと下がってしまいます。
妊娠力が下がる理由は、年齢を重ねるごとに卵子の機能が低下してしまうからです。しかし、年齢を重ねると妊娠力は低下しますが、妊娠できないというわけではありません。40才を過ぎてもたくさんの方が妊娠しています。
将来的に赤ちゃんを産みたい人は、妊娠と年齢のリスクを頭に入れておきましょう。1才でも若いうちに子作りをすることで妊娠リスクも、出産リスクも低くなります。
40代以上での高齢出産有名人
- 永作博美:2013年6月(42歳)で第2子の女児を出産
- 松島尚美:2011年12月(40歳)で男児を出産
- はしのえみ:2015年10月(41歳)で第1子の女児を出産
- 奥貫薫:2011年5月(40歳)で男児を出産
- ニコール・キッドマン:2008年(41歳)で女児を出産
- セリーヌ・ディオン:2010年10月(42歳)で第2子、第3子の男児の双子を出産
子宮内膜症
子宮内部にある内膜組織が、本来あるべき子宮以外の場所にできてしまってしまい、生理がくるたびに蓄積され、他の器官と癒着をしていきます。20代で子宮内膜症になり、30代前後になると子宮内膜症が見つかりやすくなります。なぜでしょう?
その理由は、子宮内膜症は発症してから自覚症状が出てくるまで、かなり長い年月(数年単位)がかかってしまうからです。子宮内膜症がある場合は、実年齢よりもさらに子宮が老化してしまっている可能性高くなり、妊娠力が下がってしまいます。
子宮内膜症になると、生理が不順になってしまったり、不正出血をするようになったり、生理の際の出血量が多くなる症状が出てきます。またそれらと同時におりものが出てくる場合もあるようです。
性感染症
性的接触によって感染する疾患の総称をいいます。原因となるウイルスや細菌は、精液や腟の分泌液、性器周辺の粘膜などにすんでいます。感染症の種類によっては、治療せずに出産すると産道で赤ちゃんに感染してしまいます。
症状が重いと、重度の肺炎や髄膜炎などを起こしてしまいます。女性の場合は自覚症状が少なく、健診で見つかるケースが少なくありません。
性感染症名
クラミジア
女性は感染してもほとんど症状がありません。血液中のクラミジア抗体を調べる検査と、腟から綿棒を入れて粘液をとり、中にクラミジアがいるかどうかを見る検査とがあります。赤ちゃんに感染すると結膜炎や肺炎を起こすことがあるので、抗生剤で治療します。
ヘルペス
はじめて感染すると2~10日ほどで、口のまわりや外陰部に痛みのある水疱ができますが、自然に治ります。赤ちゃんに感染するのは性器に症状があるときだけですが、黄疸や脳炎を起こすこともあるので、お産直前まで治らないときは帝王切開になります。
B群溶連菌感染症(GBS)
妊娠した人の約20%がもっている菌です。普段は悪さはしませんが、お産のときだけ問題になります。通常28~30週に、尿と外陰部の粘液を検査します。赤ちゃんが髄膜炎を起こすこともあるので、治らないときは抗生剤を点滴しながらの出産になります。
HIV
感染しても長期間発病しないのが一般的です。血液中のHIV抗体を検査すれば感染がわかりますが、抗体ができるのは感染から6~8週間たってから。妊婦さんが感染していた場合、産道内での感染を防ぐために、帝王切開になります。
梅毒
感染初期には性器のしこりなどの症状がありますが、表面的には無症状の時期が長い病気です。妊娠初期に血液検査で抗体などを調べます。胎児に感染すると流産や早産のおそれがありますが、早い時期に抗生剤を使って治療すれば影響はありません。
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