妊娠2ヶ月。妊娠のサインが体に現れる
妊娠中のママの体の変化(妊娠2ヶ月目)
妊娠の可能性
女性の体は、妊娠すると月経がとまります。月経予定日がいつもより1週間以上遅れた場合は、妊娠の可能性あります。ただしストレス、過労、環境の変化により月経が遅れることもあるので覚えておきましょう。
妊娠の可能性がある場合は、基礎体温が上がり高温期が続きます。基礎体温をつけている人であれば、高温期状態が3週間続いるかどうかで、さらに妊娠の可能性を確かめることができます。
この状態が確認できると、妊娠している可能性が十分ありますので、産婦人科に行きましょう。妊娠していると眠気が強くなったり、乳房が張る、おりものが増える、つわりが始まったり、微熱が続くのなどの症状が起こりはじめます。
妊娠判定薬で妊娠を調べる
妊娠判定役は、スティック状の判定薬に尿をかけて、尿中にあるHCGというホルモンがあるかどうかを調べます。妊娠の判定は、HCGが認められて陽性(+)となったときです。
月経周期が28日の規則的な人の場合には、最終月経が始まった日から数えて4週間目(受精から2週間目)以降、月経が4日~1週間遅れた頃、妊娠判定薬を使うと妊娠しているかがわかります。
陽性ならすぐに診察
妊娠したかどうかは、市販の妊娠判定薬で陽性になっても、100%正しいわけではありません。また妊娠異常が起こってしまったら、自分ではどうしようもありません。産婦人科では、血液や尿、超音波検査で妊娠確定検査をします。
すぐに診察を受けにいった場合でも、月経周期や排卵時期には個人差があるので、診断がすぐできないときがあることを覚えておきましょう。
おなかの赤ちゃんの変化(妊娠2ヶ月目)
妊娠7、8週には2頭身
このころ赤ちゃんは、エラ、シッポがなくなり、人間に近い体形になります。手や足、内臓、乳歯の芽ができはじめますが、外見は頭と胴体の2頭身で、2.5cmぐらいです。赤ちゃんの目覚ましい成長は、驚くほど速く進み、目や耳といった神経細胞もつくられていきます。そのとき赤ちゃんが入っている袋のことを胎嚢(タイノウ)といいます。
超音波検査では、妊娠4週ぐらいから子宮の中に胎嚢が黒く見えて、妊娠を確認することができます。胎嚢の中にあるポツンと小さな白い点のようなものが、胎芽(タイガ)です。また胎芽の横には、丸いリング状の卵黄嚢(らんおうのう)があります。卵黄嚢は、へその緒から栄養を受け取るようになるまでの間の代用で、へその緒と同じ役割をしています。
妊娠6週ごろになると、赤ちゃんの心臓の動き(胎児心拍)が、超音波検査で確認できるようになります。胎児心拍が、しっかり確認できると流産しにくくなります。心音の確認は、無事に赤ちゃんが育っていることを実感することができるでしょう。
卵(受精卵)から赤ちゃんが産まれるまで。42段階でわかる成長
インフォグラフィック「人間の命ができるまでのメカニズム」より
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