妊娠3ヶ月。胎芽から胎児へ成長する赤ちゃん
妊娠中のママの体の変化(妊娠3ヶ月目)
多くの人が体験するつわり
子宮は、妊娠3ヶ月ころからが大きくなりはじめ、骨盤から頭を出して触れるようになります。妊娠前の子宮の大きさはL玉卵ぐらいでしたが、この時期になるとソフトボールぐらいの大きさになります。
現在考えられている原因は、下記の3つの説が有力です。
- HCGホルモンが、影響するという説
- 胎児を異物と判断し排除する働きから影響するという説
- 精神的要因による自律神経失調症から影響するという説
つわりは辛いですが、赤ちゃんが順調に育っていることのサインだと思い、頑張って乗りきりましょう。またつわりが軽いから、妊婦健診に行かない人がいる話を耳にします。
受診の目的は、つわりの症状を見てもらうだけではありません。母体と赤ちゃんの妊娠中の経過が、順調かどうかを専門医に確認してもらう、非常に重要な役割を持っていますので、必ず受診しましょう。
つわり対策
おなかの赤ちゃんの変化(妊娠3ヶ月目)
胎芽から胎児へ変化
赤ちゃんは、妊娠8週ぐらいに胎芽から胎児になります。身長は、1日に約1mmぐらい伸び、妊娠11週末には約7cmになります。体形は、2頭身から3頭身に変わり、頭や胴、足が発達し、人間としての形を整え、胎芽から胎児へと変化していきます。
赤ちゃんの顔周りの瞼(マブタ)や唇、下顎、頬も徐々にでき始めて、より人間らしい顔つきに変わっていきます。また外見だけでなく、体の内側の内臓の各器官もできあがってきて、血液が体内を循環し始めます。妊娠11週末頃には、外性器も発達していくので、男女の区別もできるようになります。
ちなみに赤ちゃんの性別が決まるのは、どのタイミングかご存じですか。答えは、受精した瞬間に性別は決まります。精子には、XとYの2種類があります。卵子にたどり着いた精子が、X染色体を持つX精子なら女の子、Y染色体を持つY精子なら男の子になります。将来は、妊娠した瞬間に性別がわかるようになるかもしれません。
妊娠8週後ぐらいになると、心臓の鼓動を超音波ドップラーという機械で、はっきり確認できるようになります。赤ちゃんは、羊水の中で手足を動かしたり、体の向きや位置をかえたりして動き始めます。まだママは、赤ちゃんの動きを胎動として感じることはできませんが、赤ちゃんは動き始めています。
卵(受精卵)から赤ちゃんが産まれるまで。42段階でわかる成長
インフォグラフィック「人間の命ができるまでのメカニズム」より
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