eスポーツがアジア大会の正式競技に決定。もはやゲームは遊びじゃない
2022年のアジア大会で正式導入が決まる
アジア大会でeスポーツが正式種目になった
アジア競技大会(正式名称:アジアオリンピック評議会が主催するアジアの国々のための総合競技)は、アジア版のオリンピックとも呼ばれるくらい知名度が高い競技大会です。アジア競技大会は、アジア大会とも呼ばれています。
その大会にe-sports(eスポーツ)が、正式なメダル種目として2017年4月17日にアジアオリンピック評議会よって決定されました。eスポーツを競技種目として取り入れた初のアジア大会は、2022年開催予定の杭州(中国)から始まります。
これに伴い、2018年のジャカルタとパレンバン(インドネシア)で開催されるアジア大会から、eスポーツが試験的に導入されることも決定しました。2017年9月には、屋内格闘技や囲碁やチェスなどの競技大会「アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ」で、デモンストレーションも行われるようです。
現在(2017年4月24日)のところは、該当種目のタイトルは明らかにされていません。アジア大会に採用されたゲームは、とてつもないぐらい人気が出そうです。
eスポーツに関するまとめ
eスポーツとは?
e-Sportsはエレクトリック・スポーツの略で、競技性の高いゲームのことです。歴史の浅い言葉なので、まだ定義が曖昧ですが、以下が競技性の高いゲームの例になります。
格闘ゲーム
プレイヤーとコンピュータ、あるいはプレイヤー同士が操作するキャラクターが、主に1対1の格闘技(もしくはそれに類する形式)で戦う対戦型コンピュータゲーム。
FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)
シューティングゲームの一種で、主人公の本人(第一者)視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うアクションゲーム。
RTS(リアルタイムストラテジー)
命令および行動の順番が明確に決まっているターン制ストラテジーゲームとは違い、プレイヤーはリアルタイムに進行する時間に対応しつつ、プランを立てながら敵と戦うゲーム。
MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)
コンピューターゲームにおけるRTSのサブジャンルで、プレイヤーが2つのチームに分かれ、それぞれのプレイヤーがRTSゲームの要領でキャラクターを操作し、味方プレイヤーと協力しながら敵チームの本拠地を破壊して勝利を目指すスタイルのゲーム。
世界の競技人口
世界の競技人口は5,500万人以上いると考えられています。
大会賞金は億単位
人気ゲームの世界大会では、賞金総額が1000万ドル(10億円)に達します。そのプレー中の動画は世界中に放映され、プロサッカー選手やプロ野球選手などと変わらない、ショービジネスになっています。
日本での知名度と今後の発展
格闘ゲームが、e-Sportsだと認知されるようになってきましたが、まだまだ人気も知名度も高くありません。プロゲームチームとして活動できているのはDeToNator(AVA)、DetonatioN(BF4)の2つだけのようです。
日本でeスポーツは競技人口数が少ないため、スポンサーも参入しにくく、世界と比べると今一つ盛り上がりに欠けています。しかしアジア大会の正式種目として採用された以上は、日本も国策として力を入れていくのではないでしょうか。
日本初eスポーツが学べる専門学校
2015年2月、日本初となるプロゲーマー養成コースが専門学校(東京アニメ・声優専門学校)で発表され話題となりました。プロゲーマを目指す専門学校は、どンなところなのでしょうか。
学費は?
2年間で146万円
具体的にどんなスキルが身に付く?
専門学校での目的は、グローバルに活躍する人材を輩出することだそうです。社会に出て仕事に役立てるために、総合的なスキルを学ぶようです。以下が具体的なカリキュラムは内容です。
1.プロフェッショナルマインド
プロe-sportsシーンで活躍する人材に必要なプロマインドやスキルを養成。
2.ビジネスマナー
e-sportsシーンで活躍する人材に必要な社会人としてのマナーや心構えを習得。
3.コミュニケーションスキルアップ
良好な人間関係の構築を目的に、自己表現・ホスピタリティスキル・サービスマインドを学ぶ。
4.ゲーム基礎実習
さまざまなe-sportsタイトルゲームの基礎知識やルール、世界に通用する戦略や戦術の基礎知識を学ぶ。
5.セルフマネジメント
厳しいプロe-sportsシーンで生き残り、活躍するための強い人間力を身に付けるために、自己認識・自己管理を学ぶ。
6.プレゼンテーション
自己表現力やトーク術を身に付けることによりe-sportsシーンで必要なプレゼンスキル・インタビュースキルを習得。
7.キャリアプログラム
自立した社会人・職業人を目指し、職業観・就業観・働くことの価値観を身に付ける。
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