数の子の塩抜きで、料理の味が決まる!ポイントは薄い塩水と時間
市販の数の子をうまく食べるための塩抜き
市販されている数の子の多くは、塩漬けです。塩漬け数の子を調理しやすくするためには、塩抜きが必要になります。
上手な塩抜きが、数の子料理の味を決めてしまうといっても言い過ぎではありません。
真水ではなく、薄い塩水を使うのがポイント
数の子は、卵の一つひとつに塩分がついているので、水に浸けるだけでは塩抜きはできません。理由は、浸透圧によるものです。そのため数の子の塩抜きは、薄い塩水で行わないとうまくできません。
数の子についているうすい膜(皮)は、最初に取らないで大丈夫です。塩水に浸けている間に、皮がむきやすくなるので、塩抜きをしている途中に取り除きましょう。最初に膜を取ってしまうと、身が崩れてしまうことがあります。
数の子の塩抜き方法
1.数の子を水につける
大きめのボウルなどの容器に水1リットル、小さじ1杯ほどの塩を入れて溶かします。
その中に数の子を入れます。(数の子の量は、300~400グラムぐらいが目安。)
2.水を取り換える
8時間おきを目安に塩水を取り替えましょう。それを3回繰り返し、24時間かけて塩を抜きます。塩水を交換するタイミングで、数の子についているうすい皮を取りましょう。
24時間経ち塩が抜けたら、お好きな調理法で数の子を料理してください。
数の子は、大きさによって塩抜きの時間が異なります。そのため時々味を確認するようにしてください。24時間経っても塩が抜けていなければ、味をみながらもう一度行ってください。
数の子の塩を抜きすぎてしまった場合の対処法
数の子は塩を抜きすぎてしまうと、苦くなってしまいます。塩を抜きすぎてしまった場合は、ボールなどの容器に好みの塩加減で数の子を漬けて、冷蔵庫にいれておきましょう。漬けておく時間の目安は、45~90分ぐらいです。
数の子簡単レシピ3
1.数の子キムチ和え
<調理方法>
- 貝割れ大根1パックの根を切り取り、水洗いした後に耐熱ボウルに入れてラップし、電子レンジ500wで1分30秒加熱。火が入ったら冷まして、水気を絞ります。
- 数の子(適量)を5~10ミリの角切ります。
- 汁気を絞った白菜キムチ(適量)を食べやすく切り、数の子、かいわれ大根と混ぜたら完成です。
2.数の子としめじの辛子マヨサラダ
<調理方法>
- ぶなシメジは、石づきを切り取り(小房にほぐす)、人参は細い千切り(皮ごとでOK)にし、ぶなシメジと人参の両方を耐熱ボウルにいれて、ラップして電子レンジ500wで5分加熱。
- 加熱後、熱いうちに5センチの長さに切った小ねぎを加え、余熱で火を入れます。
※その後ザルにあげ水気を切り、冷ましておきます。 - ボウルにマヨネーズ、からし、おろしニンニク、あらびきブラックペパー、すし酢、粉チーズを入れ、冷ました「2」を加えて混ぜます。ここに5ミリ幅に切った数の子を加え、混ぜたら完成です。
3.おせちの数の子(追い鰹だし)
<調理方法>
- ボウルに、水1リットルと塩小さじ2/3を入れ、薄い塩水を作ります。塩数の子を入れて浸し、2時間毎に2、3回を目安にして塩水を取り替えます(計6~8時間)。
- 鍋に、だし汁:300cc、みりん:大さじ2、酒:大さじ2、薄口醤油:大さじ2の材料を全てを入れ、沸騰させます。沸騰後、鰹節を入れて火を止めます(追い鰹)。冷めたら、ざるにキッチンペーパーなどでこしてタッパーに入れておきます。
- 数の子は塩が抜けたら、白くて薄い膜を丁寧に取り除きます。数の子の水気をキッチンペーパーで拭き取り、さきほど追い鰹だしのタッパーに入れて、冷蔵庫内で一日以上漬け込んだら完成です。
その他の数の子の簡単レシピ
- お通し
数の子に醤油、砂糖、かつお節、味の素などをふりかけて完成 - サラダ
数の子を小さくちぎり、野菜を入れてマヨネーズやドレッシングで和えれば完成 - おつまみ
少し塩辛い数の子には、大根おろしを添えて完成
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