子どもの乗り物酔い克服法と対処法。頭痛や吐き気の原因は?
子どもの乗り物酔い対策は、大人にも効果あり
普段の移動は平気な人でも、旅行や遠出をしたとき、突然乗り物酔いをしまうことがあります。特に小さなお子さんがいる場合は、多いかもしれません。
そんなときの対処法について、ご紹介します。
乗り物酔いの原因?
車、船、電車、飛行機などの乗り物が揺れると、内耳には大きな刺激が加わりますが、視界はそれほど動いていないため、感覚にズレが生じます。
すると耳の中の三半規管がバランス感覚を失い、脳が「不快」と判断 します。それが自律神経が刺激して、吐き気などの症状を引き起こします。
乗り物酔いの症状
軽い場合は、めまい、あくびなどの症状で済みます。症状がひどくなると、嘔気、嘔吐、動悸、冷や汗などの自律神経の変調のような症状が起こります。嘔吐が激しい場合、脱水症状などを起こす場合もあります。
乗り物酔い克服法
乗り物酔い対策はでんぐり返しを行い、三半規管を鍛えることで克服できます。最初は、前回りを1日1回。不快感を感じなくなるまで毎日続けましょう。徐々に回数を増やしていき、1日前転5回ができるようになったら、後ろ回りも1日1回から徐々に増やしていきましょう。
前転、後転各5回を1~2週間続け、順調ならさらに前転と後転を回まで増やしてみましょう。そこまでいけたら、それ以上増やさず、毎日続けましょう。
でんぐり返しができるようになったら、車に乗る練習をしましょう。乗車練習は、不安を解消して「車に乗っても大丈夫」という成功体験を積ませるのが目的です。
そのためには無理せず「失敗しない時間」で乗車することが大切です。最初の乗車時間は、3分でも良いでしょう。練習は週1、2回が目安。
万一酔っても叱ってはいけません。「酔わない、酔わな い」と声をかけるのも当事者には重圧になってしまうので、逆効果です。自律神経が繊細だったり、うまく調整できない人ほど酔いやすいためです。トレーニングの効果は、約3ヶ月はかかるかもしれませんが、乗り物酔いは病気ではないために、必ず克服できるものとのことです。。
アメリカで一般的な乗り物酔い対処方法
アメリカのピッツバーグ大学医療センターの耳鼻咽喉学と神経学の教授は、新鮮で冷たい空気が車酔いに効果的だと説明してくれています。
その理由は、匂いに関係があるかもしれないと言っています。冷たくて新鮮な空気は、吐き気を誘発するような匂いを消す効果があるためです。乗り物酔いや吐き気に襲われそうなときは、とりあえず窓を開けてみてください。
またアメリカでは一般的に、「しょうがが吐き気を抑えるのにいい」とされています。吸収力の強いスポーツドリンクに絞り汁をたらせて飲むと効果的です。
乗り物酔い対策9ヶ条
- 空腹も、食べ過ぎてもいけない
- 乗る前に排便を。便秘は要注意
- 体を圧迫するベルトや下着を避ける
- 寝不足は大敵
- 遠くの景色を眺める
- 呼吸はゆっくり、気分をリラックス、(不安が強い人は事前に酔い止めを飲む )
- 乗り物内で、頭をぐらぐら揺らさない
- 気分が悪くなったら、早めにシートを倒すか横になる
- 窓を開けて風を浴びる
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