エコー写真からわかる男の子、女の子の判別。ダウン症や口唇口蓋裂も
おなかの赤ちゃんに出会えるエコー写真
エコー写真が確認できる定期検診は、妊婦さんの楽しみの一つです。自分のおなかの赤ちゃんの成長が確認できますから。専門的な知識がないとエコー写真を見てもわかりませんが、エコー写真の簡単な見方をご紹介します。
エコー写真でわかること
定期検診などで行われる超音波検査って聞いたことありますか。超音波検査は、超音波を腹部に向けて送信し、腹部からはね返ってくる反射波(エコー)を画像化し、腹部の赤ちゃんや臓器の状態を調べることをいいます。その映し出された写真が、エコー写真です。
エコー写真は、おなかの赤ちゃんの様子や性別などを確認することができます。妊娠4ヶ月や5ヶ月ぐらいで性別が分かるのはエコー写真のおかげです。またダウン症や口唇口蓋裂の可能性も確認することができます。
男の子のエコー写真の特徴
胎児の両足の間を見てください。男の子であれば股の間に突起物が確認できるため、女の子よりも早い段階で「男の子」だと判断できることが多いです。
女の子のエコー写真の特徴
女の子の判別する場合も男の子の判別と同様に、胎児の両足の間を見てください。外陰部らへんに女性の大陰唇と分かる割れ目が見えると女の子です。
よくあるのが、臍の緒(へそのお)を男性のシンボルと見間違えて男の子と判断してしまうことがあり、出産直前になって男の子じゃなくて女の子であることわかる場合があります。
また、女の子場合は子宮と膀胱の2つの黒点が見えることがあります。男の子の場合は膀胱しかないので、黒点は1つです。ただ子の判別はエコー写真を見慣れている医師でないと分かりずらいので、先生に確認してもらいましょう。
ダウン症の可能性があるエコー写真の特徴
ダウン症とは「ダウン症候群」という先天性の病気です。この症状の確率は妊娠全体の約0.1%だと言われています。あくまでもエコー写真で判断できるのは、ダウン症の疑いがあるということを覚えておきましょう。
手足が通常と比べて長い
赤ちゃんは大人と比べて頭部が大きく、手足が短いです。これは胎児の場合にもあてはまることですが、ダウン症の場合は手足が短くなる傾向があります。染色体異常の可能性がありますが、エコーの映り方によって見える場合もあり、経過観察で診断が変わる場合もあります。
首回りに腫瘍がある
首周辺の膨らみや腫瘍は、胎児の心臓に疾患がある場合に起こりやすくなります。ダウン症の可能性は「手足が通常と比べて長い」よりも高い傾向にあります。ただこの場合も可能性があるだけで、ダウン症の確定ではありません。
口唇口蓋裂の可能性があるエコー写真の特徴
ダウン症と同様に先天性の病気です。この症状の確率は妊娠全体の約0.1%だと言われています。胎児の初期段階で顔や頭の部分の形がつくられます。しかし、何らかの原因でくちびるや口の中、ががうまく形成されずに、くちびるや口に切れ目(黒い線)があると口唇口蓋裂の可能性があります。
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