赤ちゃんのアレルギー体質を防ぐ。原因はママの食事!?
牛乳は栄養満点だけど、毎日飲むは大間違い
出生直後からアレルギー
近年生まれたての赤ちゃんが、アレルギー体質であることが多いようです。原因は、牛乳などの食品が栄養バランスの取れた理想的な食品であるという先入観が関係していると考えられています。
同じように卵や大豆なども、体に良いと考えられています。そのため妊婦さんが、手軽にバランス良い栄養を多く取ろうとして、食べ過ぎてしまったりすることが関係しています。
これらの食品は、栄養を十分に含んだ食品であることは間違いありません。しかし、妊娠中にそれだけを食べ続けてしまったり、偏った食事による弊害が、出産して間もない赤ちゃんにアレルギー体質として現れるといわれてます。牛乳、卵、大豆は3大アレルギー源ということを覚えておいてください。
キーワードは冬、つわり、おなかが張り出した時期
冬の時期は、冷たい牛乳を飲むよりあったかい牛乳を飲む人が多いのではないでしょうか。牛乳は高温殺菌されたものだったりすると、たんぱく質やカルシウムが、摂取しにくい形に変形してしまいます。そのため、栄養が偏ってしまい赤ちゃんのアレルギー体質との関係が疑われています。
余談ですが、牛乳は本来はほぼ無臭です。しかし、日持ちさせるために高温殺菌しています。高温殺菌する過程で牛乳に「こげ臭」 がつきます。スーパーで売っている牛乳のにおいの原因は、「こげ臭」によるものです。
食欲がなくなるつわりの時期、おなかが大きくなってくる妊娠5ヶ月以降の食事は、注意が必要です。特にお腹が大きくなると、今まで以上に食事の準備に限らず大変になります。栄養価の高い食品で食事を済ませ過ぎないようにしましょう。
遺伝による影響は大きい
両親がともにアレルギー体質の場合は、子供がアレルギー体質になる確率が高くなります。逆に両親がアレルギー体質でない場合は、子供のアレルギー体質になる確率は低くなります。どちらか一方の場合は、子供のアレルギー体質になる確率は約半分になります。日本人の約20%が、何らかのアレルギー体質で悩んでいるといわれています。
食事を注意することでどこまで防げる?
アレルギーについては、すべてのことがわかっているわけではありません。そのため妊娠中、どれだけ食事に注意をしていても、アレルギー体質の赤ちゃんが生まれてしまう可能性があります。また全く食事に注意をしていなくても、アレルギー体質とは無縁の赤ちゃんも生まれます。
ただ妊娠中の食事を気をつけることによって、アレルギー体質の程度を軽くする、重くすることには関係してくるのではないでしょうか。重度のアレルギー体質は、食事の制限や吐き気や嘔吐、生命の危険を脅かす症状になります。
食以外に注意したいこと
ここ数十年の子供のアレルギー体質の増加の原因は、妊娠中の食事の仕方だけではありません。他にも住宅の密閉度高によるダニやカビが増えたこと、大気汚染、現代社会における精神的ストレスなどが考えられます。
赤ちゃんに重度のアレルギー体質を受け継がせないようにするためには、正しい知識を身につけましょう。そして、生まれてくる赤ちゃんに少しでもハンディキャップのない人生を送らせてあげられるようにしましょう。
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