妊娠中に積極的に食べたい食品。緑黄色野菜や菌類、殻類
食事の量より質を高める
量を増やすより、質を高める
妊娠中の妊婦の体は、妊娠前の体に比べて約10~25%増しの栄養素が必要だといわれています。そのためには、食べる食事の「量」を増やすというよりも、食べる食事の「質」を高めることが重要です。食べる量も妊娠中は増えますが、食べ過ぎには十分注意をしましょう。
低カロリー高たんぱく質の食品だからといって、偏った栄養のとり過ぎは、妊娠中の体に良い影響を与えません。いろいろな食品を組み合わせて、バランスの良い食生活をこころがけましょう。
緑黄色野菜
色の濃い野菜はビタミン、鉄分、カルシウム、食物繊維など妊娠中に必要な栄養が豊富に含まれています。緑黄色野菜はぜひ加熱調理をして食べてください。理由は、蒸したり煮たりして食べると、生野菜を食べるより一度にたくさんの量の野菜を食べることができるからです。
菌類(きのこ類)
菌類は、海草類と一緒で低カロリーです。調理方法は、蒸し物や煮物、いため物、サラダなどいろいろな食べ方をすることができます。体重の増え方が気になるときは、おかずにきのこを多めにまぜて食卓に並べることで、おなかに満腹感を与え、食卓も華やかになります。
低カロリー高タンパク質
肉や魚は同じ種類でも、部位の選び方や調理方法でカロリーに大きな差が出できます。肉なら赤身やささ身など、脂肪の少ない部位を選んで食べることが望ましいです。
魚もトロより赤身の方が低カロリー、高タンパク質です。いかや貝類は、低脂肪の割に栄養が豊富です。これらの食品には、お腹の赤ちゃんの成長に必要不可欠な鉄分を多く含んでいるのでオススメです。
大豆製品
体の主成分となるタンパク質は、赤ちゃんの脳や体をつくるためにも大事な栄養素です。大豆製品は、植物性タンパク質が豊富で、動物性タンパク質よりも低カロリーです。
食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富な優秀食材です。ただし食べ過ぎると、赤ちゃんのアレルギー体質につながりやすいので注意をしましょう。
精製していない穀類
穀物の種、皮、ぬかにはビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり入っています。パンなら白い食パンよりも、全粒粉パンの方が栄養が豊富です。お米ならば精製された白米よりも胚芽米、玄米の方が栄養価が高いです。
またこれらの食品は、便秘予防&ダイエット効果があるので、妊娠中だけでなく、産後の日常生活にも積極的に取り入れていきたい食品です。
下の記事では、今があなた食べたいと感じているモノで、不足している栄養素を特定することができます。体のバランスを整えるためにも、不足しがちな栄養素は、積極的に食べるようにしましょう。
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