出産当日の陣痛から分娩までは流れ。特に初産はイメトレが大事
出産の全体フローを頭に入れて心を落ち着かせて
出産中は良いイメージ持ち続ける
出産本番、その時間がどれくらいかかるかは正直わかりません。不安や、痛さに耐え切れずパニックになってしまう人もいます。「もうすぐ赤ちゃんに会えるんだ」ということを自分に言い聞かせましょう。
初産の方は特に出産の流れを頭の中に入れて、できれば出産当日のイメトレができるといいですね。出産全体の流れがわかることによって、今自分がどの段階にいるかがわかり、出産が着実に進んでいることが実感できます。
出産は、マラソンと似ているかもしれません。下を見てばかりだと精神的にも参りやすくなってしまいます。常に前にあるものを目標として進み、いいイメージを持って走ると走りやすいです。お産も同じです。自分と赤ちゃんが一つひとつのステップをクリアして、一緒に頑張っているイメージをして乗り越えましょう。
出産(陣痛から分娩まで)の流れ
1.陣痛か破水が出産の合図
子宮が赤ちゃんを外に出そうとして、収縮するのが陣痛です。陣痛が10分間隔になったら、出産の始まりです。また陣痛より先に羊水が流れる「前期破水」が起きても出産の始まりの合図です。
2.子宮の大きさ3cm未満
食事をしたり、おしゃべりをしたりする余裕があるはずです。食欲がなくても、アイスやゼリーなどをおなかにつめて体力を温存しておきましょう。
3.子宮の大きさ7cm未満
陣痛の間隔が徐々に短くなり、徐々に痛む場所が腰から下がってきます。痛みが下に下がってくる理由は、赤ちゃんが下りてきている証拠です。陣痛と陣痛の間は、リラックスできるように心がけましょう。
4.子宮の大きさ10cm未満
いきみを感じますが、これを呼吸で逃します。子宮は、あと少しで赤ちゃんが出てこられる大きさになります。
5.子宮口全開。分娩
陣痛の波にあわせて、いきみを開始します。お母さんは赤ちゃんが苦しくならないように、たくさんの酸素を送ってあげてください。お産の始まりから分娩までが平均10時間、分娩が平均2時間です。
腹式呼吸
お産中は、緊張や痛さで酸素が十分に取り込みにくいです。しかし、赤ちゃんはたくさんの酸素を必要としています。そのためにママは苦しくても、酸素を送り続けなければなりません。そこで重要な役割果たしてくれるのが、腹式呼吸です。
おなかに息をいれることも重要ですが、一番大切なことは息を十分に吐くことです。十分に息を吐くと自然に空気を吸い込みます。
陣痛中は体の力をぬき、分娩中は赤ちゃんが下りてくるイメージをしながら、陣痛の波に合わせて呼吸をしてください。呼吸の練習をする際も、今説明したことに気をつけながら行うと、より出産に役に立ってくれるはずです。
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