陣痛を和らげる5つの方法。出産でのいきみ逃がしの必要性

陣痛の痛みはどう乗り切る?いきみ逃しが大事な理由

いきみ逃がしで陣痛を和らげる

陣痛

陣痛とは?

赤ちゃんを生み出すための子宮の収縮を「陣痛」と呼びます。陣痛は自分の意志とは関係なく起こり、痛みが起こっている状態と痛みがやんでいる状態を規則的に繰り返します。

日本産科婦人科学会では、痛みが10分以内、または1時間に6回のペースで規則的に訪れた時点を陣痛の開始時期と定義しています。

陣痛から出産までの流れ

陣痛の流れは、以下の3段階に分けられます。

  • 分娩第1期(開口期):陣痛が10分間隔になってから子宮口が全部開くまで
  • 分娩第2期(娩出期):子宮口が全部開いてから赤ちゃんが生まれるまで
  • 分娩第3期(後産期):赤ちゃんが生まれてから胎盤が出るまで

初めての出産の場合の陣痛は分娩第1期が10〜12時間 、分娩第2期が2〜3時間 、分娩第3期が15〜30分、合計で出産にかかる時間は平均で12〜15時間が目安です。

とはいっても、出産にかかる時間はかなり個人差が大きく、出産時間が長い妊婦さんの場合は、24時間以上かかることもあります。

陣痛とはどんな痛み?

陣痛は「鼻からスイカ」などと例えられることも多く、痛いイメージが先行しがちですが、痛みの感じ方は人それぞれ違います。陣痛の痛みについての妊婦さんの声では、「お腹を下したような痛み」、「生理痛のような痛み」、「お腹ではなく腰が痛かった」など様々です。

一般的な陣痛は初め弱い痛みから始まり、徐々に痛みの間隔が短く、持続時間も長くなっていき、痛みも強くなっていきます。また、お産の進行に合わせて赤ちゃんが徐々に降りてくるので、痛みの程度や場所が少しずつ変わっていきます。

いきみ逃し

いきむ(いきみ)とは?

息をこめてお腹に力を入れることです。

いきむタイミングは、陣痛が始まり、子宮口が10cmぐらいに開いたときが目安です。分娩の状況に応じて、医師や助産師さんから「いきんでください」と声をかけられるので、いきむタイミングがわからなくなることはありません。

出産中に使う骨盤といきみ方。骨盤底の筋肉の強さが出産時間を決める

いきみ逃しとは?

いきみ逃がしは、いきむことを我慢することです。

なぜいきみ逃しは必要?

分娩第1期の終わり頃になると、赤ちゃんがかなり下に降りてきて尾骨の近くにある神経を圧迫するため、いきみたい気持ちが強くなっていきます。

赤ちゃんが下に降りてくるほど、いきみたい感覚がますます強くなりますが、子宮の出口が全部開く(子宮口が柔らかくなる)まではいきみを我慢する必要があります。

理由はこの状態でいきむと、お産がうまく進まなくなってしまうからです。ここでいきみ逃がしをせずに、いきんでしまうと、赤ちゃんが苦しくなったり、子宮の出口が傷つく原因になります。

出産を経験したお母さんたちの体験談では、この「いきみ逃し」が一番辛かったと感じている方が多く、ブログやツイッターなどにそのときの体験が赤裸々に綴られています。

いきみ逃しがうまくできることで、陣痛の痛みが「和らいだ」または「和らいだように感じた」などの声が多数あります。これから出産を迎える妊婦さんたちは、お産を楽にするためにいきみ逃しの方法(陣痛の痛みを和らげる5つの方法)をチェックしてみてください。

陣痛の痛みを和らげる5つの方法

いきみ逃がしの方法は、陣痛の痛みを和らげる方法と重なる点が多いです。出産当日のイメージしながら、5つの方法をチェックしてみてください。

1.リラックスできるように呼吸法を意識する

陣痛の影響で体が緊張状態になると、痛みに敏感になります。その結果、痛みを強く感じやすくなり、さらに緊張状態になるという悪循環に陥ります。

そんなときに役立つのが「呼吸法」で、陣痛の痛みに合わせて深呼吸するようにゆっくりと息を吐くことで緊張が和らぎ、リラックスできます。また、呼吸に意識を集中することで気を紛らわすことができ、陣痛の痛みも和らぎます。

2.楽な姿勢を見つける

陣痛の痛みがあるときは動くのも億劫になり同じ姿勢をとりがちですが、ずっと同じ姿勢でいるとお産も進みにくくなるので、こまめに体勢を変えることが大切です。陣痛のときにオススメの5つの姿勢をご紹介します。

  1. 抱き枕を使って横になる
  2. 四つんばいの姿勢をとる
  3. あぐらをかく
  4. 椅子の背もたれを前にしてまたぐように座る
  5. ベッドの高さをあげる

痛みの程度や楽な体勢は個人差があるので、これが一番オススメですとは言えませんが、色々な体勢を試してみてください。出産当日までに、自分が一番楽だと思える体のポーズを見つけられるようにできるといいですね。

3.いきみ逃しのために肛門を押す

いきみ逃しのために一番オーソドックスなのは、肛門を押す方法です。前述した通り、いきみたい感覚は赤ちゃんの頭が尾骨付近の神経を圧迫することで生じるので、肛門を押すことで赤ちゃんの頭を押し返すような形になり、神経への圧迫が緩和されます。

肛門を押すタイミングは、陣痛の痛みに合わせて押すといきみたい感覚が軽減され、痛みもか緩む方が多いようです。自分で肛門を押すことが難しい場合は、ご家族などに協力してもらえるといいかもしれません。

4.体を温める

痛い部位をあたためると筋肉がほぐれ、痛みが和らぎます。また、体を温めて血液の循環を良くした方が子宮の出口が開きやすくなり、お産も進みやすくなります。

陣痛のときは痛みの影響で汗をかき暑く感じますが、その汗が引いた後は、逆に体が冷えることがあります。体の冷えは腰や足首を温めるだけでも血流が良くなるので、腰にカイロを貼ったりレッグウォーマーを履き、意識的に体を温めることが大切です。

5.アロマでリフレッシュする

陣痛の痛みで苦しんでいるときには先が見えず、絶望的な気分になってしまうときもあるかもしれません。そんなときには好きなアロマの香りでリフレッシュして気分を変えてみるのもオススメです

当日の出産状況で「アロマなんて」って思うかもしれませんが、香りの効果は絶大です。試したことのない方は、ぜひいつもいる部屋にアロマを焚いてみてください。

陣痛がきたら赤ちゃんに会えるまでもう少し

陣痛は未知の世界で怖いイメージがつきものですが、赤ちゃんが生まれようとしている素敵な痛みでもあります。事前に陣痛について知っておくことは、出産当日への大切な準備の一つです。

何が起きるかわからないよりも、どんなことが起きるのがわかっていた方が気持ちを落ち着かせ、体をリラックスさせてくれることは言うまでもありません。。

陣痛の痛みを和らげる方法は沢山あるので、自分に合った方法を見つけて少しでも楽に出産に望めるようにしたいですね。

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