二人目以降の妊娠(出産)は一人目とここが違う!
経産婦と初産の妊娠生活の違い
1.お兄ちゃんやお姉ちゃんとの妊娠生活
二人目(経産婦)の妊娠は、一人目(初産)の妊娠生活と違う点がたくさんあります。その中でも一番大きな点は、初産は自分だけでの妊娠生活でしたが、二人目は上の子と一緒の妊娠生活になることです。
上の子と一緒の妊婦健診
妊娠中に定期的にある妊婦健診は、初産の場合、アクセスに便利な病院を考えるだけでしたが、子どもを身内や保育園に預けられないときは、上の子と一緒に行くことになります。
すると病院選びの選択が、病院内にキッズスペースがあるところが第一優先になります。キッズスペースがある病院は、以前と比べて増えましたが、それでも多くはありません。事前にそういった病院を探しておくことをオススメします。
自由だった時間
初産は何をしていいのか、わからないくらい時間をもてあますぐらい、自由な時間を持てた人が多いのではないでしょうか。上の子がいる場合は、当然食事や排泄、お風呂等の手助けがあります。
何よりつらいのは、妊娠中に自分の体調が良くないときにも、上の子の面倒を見なくてはいけません。とは言っても、おなかに赤ちゃんがいる体で無理はいけません。
育児に体力が必要で、体に負担がかかる分は、うまく家事の手抜きをして、自分の体を何よりも第一に考えるように心がけましょう。
出産の直前の入院
出産で入院するときは、「上の子をどこにあずけるのか」事前に決めておきましょう。上の子の出産中の対応は、両親のどちらかの実家、保育園、ベビーシッターを雇う、入院可能な産院を探すなどさまざまな選択肢があります。
家族の予定が合わなかったり、保育園が混んでいたりして、「どうしたらいいのかわからない」などの掲示板の書き込みを見かけますが、パートナーや両親と一緒に相談して、そのときベストな対応方法を考えましょう。
2.つわり
二人目の妊娠は、「つわりが軽い、またはつわりがない」などの噂がありますが、医学的な根拠はありません。
つわりは、ストレスや体の疲労状況によって変わります。また一人目では「吐きつわり」だったが、二人目は「食べつわり」になったなど、つわりの種類が変わることもあります。
つわりの状況によっては、上の子をどうするか考えなくてはいけません。「出産直前の入院」と同じようにパートナーや両親と一緒に相談して、どうやって乗り越えるか話し合いましょう。
初算でつわりを経験したかは分かっていると思いますが、間違いなく言えることは、つわりには終わりがきます。つわりは「出産がうまく進んでいる証拠」と解釈して、前向きにとらえて乗り越えてください。
つわり対策方法
3.出産にかかる時間
二人目の出産は、一人目よりも早い傾向にあります。ママ自身の意識も、体の感覚も出産の体験しているため、子宮口や参道の開きが早いといわれています。
初産から3年経つと、体は妊娠前の体へ戻ると言われていますが、それでも3年以降に二人目を出産した妊婦さんは短時間で出産することが多いようです。
個人差があるので全員に当てはまるものではありませんが、陣痛開始から子宮口が完全に開く平均所要時間は、以下の時間が平均値になります。参考までに覚えておいてください。
子宮口が完全に開く平均所要時間の目安
- 初産:10~12時間
- 経産婦:5~6時間
出産を楽にする方法
4.後陣痛が強い
後陣痛は、出産後に「子宮が元の状態に戻る時に感じる痛み」です。初産では、後陣痛を感じない人が多い傾向にありますが、経産婦になると痛みを強く感じる傾向にあります。
つわりと同じように個人差があり、二人目の出産でも後陣痛を感じないママもいます。痛みがないとはいえ、産後は体の回復期になるので、無理せずゆっくり過ごしましょう。
産後のママの体のケア方法
二人目の妊娠は、事前の準備が大事
一人目のときと、二人目の時の妊娠はこんなにも違います。
一人目では考える必要がなかったことが、二人目の妊娠中の生活ではたくさんあります。事前に起こることがわかっていれば、「判断」や「準備」に余裕が持てるのではないでしょうか。
二人目の妊娠計画がある方は、ぜひがんばってください。
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