生理が来ない、遅れる理由。陰性結果の4つの原因
生理が来ないときに覚えておきたいこと
いつも予定通り生理が来ているのに、今月は3日過ぎても生理がこない。思い当たる節のある方は「もしかしたら、妊娠したのかもしれない」と考えるのが普通です。しかし、妊娠検査薬は、陰性反応のことがあります。
実は生理が来ない理由は、妊娠以外にもあります。生理が遅れる原因や対象法などをまとめました。
生理とは?
生理とは「生理的出血」を意味し、定期的に現れる正常な出血です。
▼生理について詳しくはこちらから
生理がいつも予定通り来ている人は、ちょっとした遅れにも過敏になってしまいがちですが、体調やストレス度合によって、早まったり遅くなったりすることがよくあります。生理が遅くなることは、珍しいことではないことを覚えておいてください。
また「生理が遅れている」と感じる一つの目安は、生理予定日を3日間過ぎた場合と考えておきましょう。そして、生理予定日を1週間過ぎた場合は、生理が遅れている判断材料になります。
生理が来ない、遅れで疑う。妊娠以外の4つの理由
生理が遅れる原因は、大きく分けると4つあります。
1.ホルモンバランスが乱れる
女性の体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンが交互に分泌されて、生理周期を生み出しています。これらの女性ホルモンのバランスが崩れると、生理の周期が乱れ、生理が早くなったり遅くなったりします。
女性ホルモンが乱れる原因は、身体的や精神的なストレスが圧し掛かると、生理不順になりやすくなります。特に気をつけたいのが、引越しや職場などの生活環境が大きく変化した場合です。自分では気が付いていなくても、環境の変化は大きなストレスになりやすいです。
言うまでもありませんが、睡眠不足や栄養バランスのとれていない食事は、生活環境を乱すことに繋がり、自律神経が働かなくなり、女性ホルモンのバランスを崩します。その結果、生理周期を狂わせてしまいます。
2.婦人科系疾患
婦人科系(卵巣や子宮など)の病気になると、生理周期が乱れることがあります。婦人科系の疾患は、自覚症状が現れにくいため、生理がこなかったり遅れているときは、病気である可能性があることを頭に入れておいてください。
3.薬の副作用
風邪薬や胃薬、ピルや抗うつ薬などの薬を服用していると、その影響で女性ホルモンの分泌が変化することがあります。服用している薬の副作用によっては、生理が遅れるだけでなく、以下のような症状が起こる可能性があります。
- 生理が遅れる
- 短期間に頻繁に生理が来る
- 出血の量がいつもより極端に多い
薬を服用している場合は、その薬がホルモンバランスに影響を与える薬ではないかを医師に相談しましょう。
4.早期閉経
閉経とは、排卵が起こらなくなり生理が止まることです。女性は50歳前後になれば、誰もが閉経を迎えます。しかし、近年では20~30代でこういった症状が起きる場合があり、これを「早期閉経」と呼んでいます。
日常の食生活やストレスが、原因になることがあります。生理が遅れている場合は、予定通り付近に生理が来るように、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
生理が来ない、遅れで疑うときの3つの対処法
1.性交渉をしている場合
「生理が遅れている」と感じて思い当たる節があれば、まず最初に妊娠の可能性を疑いましょう。生理予定日から1週間過ぎている場合は、市販の妊娠検査薬で妊娠判定を行ってください。
陽性反応が出れば、すぐに産婦人科を受診して妊娠しているかどうかを確認しましょう。妊娠検査薬の正しい使い方は、以下の記事を参考にしてください。
2.検査薬で陰性だけど、生理が来ない
前回の生理が終わって、次の生理までの期間に性交渉をしていない、または生理予定日の1週間後に妊娠検査薬で陰性が出た場合は、妊娠の可能性は考えられません。
この場合は、女性ホルモンのバランスの乱れや婦人系の疾患の可能性があります。生理が来ない状態が続くと女性の体は、不妊症の原因になることがあります。
生理不順は、産婦人科でも婦人科でも大丈夫です。なるべく早く医者へ行き、原因を特定して対処するようにしましょう。
3.いつもと違う感覚
生理は、健康のバロメーターです。「いつもと違う」と感じたら、一度医者へ行き、不安な気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
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