封筒の再利用が定着。リサイクル、リユース、リデュース意識が高まる
3Rの推進は、企業や国のコスト面の対策が課題
封筒の再利用が、徐々に定着しつつあります。消費者のリサイクル、リユース、リデュース意識が高まりつつある裏付けではないでしょうか。
最近では、繰り返し使うことを前提とした専用のエコ封筒も販売されています。
3R(リサイクル、リユース、リデュース)
リサイクル
再使用ができず、または再使用された後に廃棄されたモノを、再生資源として再生利用することです。
リユース
使用済みのモノの中から、もう一度使えるものはゴミとして廃棄しないで再使用することです。
リデュース
使用済みになったモノが、なるべくゴミとして廃棄されることが少なくなるように、モノを製造・加工・販売することです。
企業がリユースに動き出す
環境問題に対しての意識が高まる中、様々なものに対してリサイクルに回す前に、もう一度利用するリユースの意識が高まっています。その中でも、封筒の再利用はリユースが進んでいます。
郵送の封筒を開封した後、使用済みのあて名欄に「×印」をつけ、隣の欄に新たなあて名を(左右に1回ずつ)書けば、あと2回郵送に使うことができます。企業の中でも東京都世田谷区のフェアトレードカンパニーは、会員向けの通信販売カタログをエコ郵便で発送しています。
エコ郵便は一石二鳥
エコ郵便はゴミが減るだけでなく、封筒代の分コストが安く済みます。たかが封筒ですが、すべての封筒が2回使われるとすると封筒の量は半分になります。ゴミがマジックみたいになくなって、おまけにコストも減ります。大企業がエコ郵便をしたら、たちまち広まるかもしれません。
手作り封筒でリユース
手作り封筒は読み終わった新聞、ブランド品のカタログが入っていた上質な封筒など、はさみで切ったり、のりで張ったりすれば、ほんの数分で完成です。リサイクル品でリユース封筒ができたら、地球にとってもecoですよね。ぜひチャレンジしてみてください。
企業でもエコは進んでいます
2006年に佐川急便が導入した「 飛脚グリーンメール 」。冊子を郵送する際、表紙に直接特殊テープを張ってあて名を表示し、封筒を使用せず郵送するサービスです。
佐川急便によると、封筒(14グラム)を使用する場合と比べ、1通あたり13グラムのゴミの節約になったとのことです。 企業が環境報告書を送る手段などとして利用が広がり、20年度は55万冊で前年度に比べて3.8倍に伸びたそうです。
エコ封筒「バトンメール」が人気
バトンメールの素材は、一般的なクリアファイルと同じ厚さ0.2mmの半透明ポリプロピレンをが使われています。封筒には何も記載する部分はなく、中の郵便物に宛先や送り主を記載します。
封筒の切手を貼る部分には四角い穴が開いていて、封筒に切手を貼らず、宛名同じで郵便物に直接切ってる貼るようになっています。
ポイントは、郵便局の人が消印を封筒に押してしまうと封筒が再利用しずらくなります。しかし、切手の部分に穴が空いていれば、封筒には消印が押されずに済むところです。
主な利用のされ方は、アンケートや株主総会招集通知など、送った相手からの返信が必要な場合に使われています。気になる価格は、100枚入りで税込2,730円。普通の封筒よりも高めですが、繰り返し使用できることを考えれば、決して高い値段ではないかもしれません。
もう少し安い価格で準備してもらえると、普及に弾みがつくと思いますが、みなさんはどう思いますか。
国や企業が本当に3Rを推進するのであれば、コスト面的にも私達に恩恵のある方法で展開してもらいたいです。結論からすると、まだ本気の取り組みではないということですかね。
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