子どものしつけと自由のバランス。好奇心をつむがないように
しつけも大切。けどもっと大切なのは我が子を信じること
子どものしつけはいつから?
親は、子どもが悪いことをすると罰を与えます。なぜなら、それが良くない行為だから次にその行為を行わさせないようにするためです。しかし、子どもは善悪がわかりません。
しつけは0歳から始まり、その最初の行為は、スキンシップやコミュニケーションをとることで親と子の信頼関係を築くことです。ここで十分な信頼関係が構築できないとサイレントベビーになり、言語能力の発達の遅れ、引きこもりなどになる可能性を高めてしまいます。
好奇心いっぱいの子にしたい
子どもは勉強も運動も自分がやりたいことなら、すぐに身につけてしまいます。しかし本当はやりたくないのに、親が無理やり進めてやらせるようなことが続くと、子どもはそのことに関して意欲をなくしてしまいます。
大事なのは子どもの先回りをしないで、ちょっと後ろから好奇心をくすぐってあげることです。子どもが「これなんだろう」と思ったときに十分な経験、十分な時間を作ってあげることが大切です。
自分が興味を持った新しいことに対しての子どもの表情は、まばゆいくらい輝きます。育児は、この瞬間をつむがないように常に見守ってあげていることが重要です。
指示待ち人間のメカニズム
何事に対しても「これをやってみな」とか、「この帽子は白いね」と教えるとします。このように育てた子は、自分から望んで覚えようとしたわけではないので、教えた以上に発達・発展しなくなってしまう可能性を高めてしまいます。
親から子どもに知識を与えることは、子どもにとって良い行動のように見えます。しかし、その生活習慣が、大きくなったときに自らやってみようとする意識を育ちにくくさせてしまうことがあります。その結果、指示待ち人間になってしまいやすいといわれています。
すぐに親は子どもに新しいことを教えたくなりがちですが、そこは「グッ」とこらえて子どもの自我の成長を見守れるようにしたいですね。
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