電卓の計算が早くなる「M+」「M-」「MR」「MC」の使い方
電卓の便利な機能を知って、計算を早くする
電卓には数字キー以外に様々なキーがついていますが、皆さんはそれらのキーを利用したことはありますか。
「M+」「M-」「MR」「MC」や「AC」「GT」などのこれらのキーは、うまく使うと、圧倒的に計算するのが早くなります。
電卓キーの種類は、どれくらい使ってる?
家で家計簿をつけるときや会社で見積書をつくるときは、電卓は必需品です。電卓を使うときは足し算や引き算、掛け算、割り算のキーは使っていても、その他のキーは使っていなかったりしませんか。
「M+」「M-」「MR」「MC」などのキーは、計算を早くする機能が備わっています。今回は、そのキーの機能と使い方を紹介します。
「M+」「M-」「MR」「MC」の機能
「M+」「M-」「MR」「MC」の「M」はそれぞれ「メモリー(MEMORY)」のMを表しています。これらは、数字を一時的に保存しておきたいときに使います。
- 「M+」(メモリープラス)は、電卓に表示されている数字をメモリーに足します。
- 「M-」(メモリーマイナス)は、電卓に表示されている数字をメモリーから引きます。
- 「MR」メモリーコールは、一度押すとメモリー内容を呼び出します。
※電卓によっては「RM」のキーになっています。 - 「MC」(メモリーリコール)は、メモリーをクリア(0)にします。
※電卓によっては「CM」のキー、「RM」「MC」の機能が一つになっている「MRC」のキー(メモリーリコール/メモリーコール)がありますが、機能は同じです。使い方は1度押すとメモリー内容を呼び出し、もう1度押すとクリア(0)にします。
「M+」「M-」「MR」「MC」の機能の使い方
例)10×10=100を電卓で計算した後、M+を押します。すると、M+に100(M+=100)がメモリにセットされます。
3.14×100を計算する場合は、3.14×M+をすることで計算できます。
今更聞けない「AC」「C」の機能
- 「AC」(オールクリア)これまでの計算を全てクリア(0)にします。
- 「C」(クリア)は、最後に入力した数値だけを消します。計算式の途中で入力を間違えたときは、「C」を利用することで最初からやり直さなくてすみます。
※クリアキーはメーカーが「カシオ」か、「カシオ以外」のメーカーかによって機能が異なります。使い分けは、以下の表を参考にしてください。
スペシャリストが使う「GT」機能
「GT」(グランドトータル)キーは、 総計(Ground Total) を意味しています。機能は、「=」(イコール)キー で算出した一連の数値を合算(合計)してくれます。
「GT」キーの機能の使い方
例 )10×10=100、20×20=400、30×30=900 を電卓で計算した後、GTキーを押すと 100+400+900を計算して1,400の答えを表示してくれます。この機能を知ってうまく使えるシーンがあると、とっても便利な機能です。
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