重曹掃除が便利すぎ!油汚れや茶渋、湯垢をピカピカに
用途別洗剤は必要ない!重曹で家の中がキレイに
掃除に役立つ重曹の特徴
みなさんはコンロ周りやお風呂など、用途別に専用洗剤を使い分けていませんか。重曹一つあれば、様々なところをきれいにすることができます。重曹は、炭酸水素ナトリウムの白い粉です。その特徴として、以下3つの性質が掃除をするために役立ちます。
- 弱アルカリ性なため、酸のよごれを中和する
※酸性系のにおいも中和する - 粒子が硬すぎないので物を傷つけず、研磨剤になる
- 油と混ざることで、親水性と親油性を併せもつ石けんの役割になる
コンロ周りなどの油汚れを掃除する
油汚れは「酸性」の性質を持っています。「コンロ」「換気扇」「お皿」など油汚れは、重曹がつ持つアルカリ性の性質があるため、中和しながら取り除くことができます。
さらに重曹は、重曹の特徴でも説明したように油と混ざることによって「親和性」と「親油性」を併せ持つ石鹸に変化します。
※親和性とは、ある物質が他の物質と容易に結合する性質や傾向
※親油性とは化合物などが、油や非極性溶媒に溶けやすい性質
ガスレンジやレンジフードの油汚れの掃除方法
- 重曹とお湯を2:1で混ぜて重曹ペーストを作る
※水よりお湯の方が汚れが落ちやすくなります - 油汚れの部分だけに、重曹ペーストをかける
- 10分間放置して、スポンジや歯ブラシでこする
掃除のポイント
重曹ペーストは、汚れていない部分に使うと重曹が塊になって残ってしまいます。この重曹の塊が中々取り除くのに苦労します。重曹ペーストは、油汚れのある部分だけに利用しましょう。
コンロなどの汚れが温まっている状態のときであれば、重曹をつけるだけで、簡単に汚れが落ちやすいです。
鍋やフライパンの焦げ落としの掃除方法
- 焦げた鍋やフライパンに水を張る
- 小さじ2杯の重曹を入れて、沸騰させる
- 2、3時間放置するだけでOK
※それでも落ちない焦げは重曹をつけてたわしやスポンジでこすりましょう
掃除のポイント
アルミ製の器具はアルカリで黒ずむのでこの方法はおすすめしません。
電子レンジの掃除方法
- コップいっぱいの水に、大さじ1杯の重曹を入れる
- 電子レンジで500Wで2分温める
- 15分放置して、湯気で電子レンジ内の汚れを浮かせる
- 乾いた布巾で汚れをふき取る
掃除のポイント
火傷や手荒れのおそれがあるので、電子レンジ内の掃除はゴム手袋を使って掃除しましょう。
魚焼きグリルの掃除方法
- 魚焼きグリルのトレイに水の代わりに重曹を敷き詰める
- 魚を焼く
- 魚が焼き終わったら、トレイに敷き詰めた重曹で掃除する
掃除のポイント
水の代わりに重曹を使うことで臭いが軽くなります。トレイに敷き詰めた重曹は、一度使ったらその都度洗うようにしましょう。
茶渋や湯垢、ヌメリを掃除する
重曹は粒子自体が固くなく、水に溶けにくい性質なため、クレンジング効果があります。粉状のままふりかけこすることで、「柔らかい研磨剤」の役割になり、モノを傷つけることなく、汚れを落とすことができます。
急須(きゅうす)や湯飲みの茶渋の掃除方法
- 重曹を粉状のまま、茶渋や湯垢の汚れがついた部分にふりかける
- スポンジや歯ブラシでこすり洗いをする
掃除のポイント
※頑固な汚れの場合の掃除方法
- 鍋の中に水500mlに対して重曹を小さじ5杯ぐらいの割合の重曹水を作る
- その中に汚れたカップを入れて、沸騰させる
- 沸騰したら火を止めて、冷めるまで待つ
- 冷めたらスポンジや歯ブラシで汚れている部分をこする
電気ポットやケトルの湯垢の掃除方法
- 電気ポットの中に重曹を大さじ2、お酢を100cc、水をメモリ一杯に入れる
- 電気ポットを沸騰させ、沸騰後1時間保温の状態で放置
- ポットの中のお湯を捨て、再び新しい水をメモリ一杯まで入れて沸騰させる
- 沸騰が終わったら、そのお湯を捨てて掃除終了
掃除のポイント
弱アルカリ性の重曹は、弱酸性の酢を合わせると、化学反応をおこして発泡します。発生した泡が細部まで行き届き、汚れを浮き上がらせます。
排水口のヌメリの掃除方法
- 排水口に重曹を適度にふりかける
- その上から、重曹の三分の一から半分の量を目安にお酢をかける
※排水溝に蓋があれば、蓋をしてください - 30分放置して、最後にお湯で流して掃除終了
掃除のポイント
電気ポットの掃除と一緒で、弱アルカリ性の重曹と弱酸性の酢を合わせて、化学反応を利用した掃除方法です。シュワシュワ出てくる泡の正体は、炭酸ガスなので安心です。
その他の部分を掃除する
窓ガラスの掃除方法
- 水で湿らせたスポンジに重曹をふりかける
- そのスポンジでガラスを水拭きする
- 乾いた雑巾や新聞紙でふき取る
掃除のポイント
水拭きした後に、ガラスの水分を拭き取るときは新聞紙がオススメです。鏡の掃除と同じで、新聞紙でふき取るとピカピカになります。
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