【東日本大震災】東北地方の高速道路の無料措置は2018年も継続
東北地方の高速道路の無料措置は今も続く
2009年高速道路各社が行った休日の高速料金値下げは、散々な結果でした。料金を引き下げたために高速道路を使う人たちが増えすぎて、高速道路が大渋滞し、一般道がガラガラになりました。
特に休日は、その傾向があからさまになりました。今回の高速道路無料化は、うまくいくのでしょうか。
東北地方の高速道路無料化
東日本大震災の被災地の復旧・復興を支援するため、2011年12月1日0時~2012年3月31日24時まで、被災地支援・観光復興の観点から、東北地方の高速道路の無料開放を実施すると発表されました。
対象者別に対象日時と対象車種が変わる
3つの支援枠で無料措置
- 全車種を対象に全日実施する「被災地支援」
- 普通車以下のETC装着車を対象に土日祝日実施する「観光支援」
- 被災地支援の対象エリア内の市町村から対象エリア外の市町村への避難者、また原発事故による避難者を対象にした「避難者支援」
これまでの被災者支援は、被災証明書又は罹災証明書があれば無料となっていましたが、避難者支援ではそれに加えて、新たな書類が必要になりました。
避難していることを証明できる書類(住民票の写し、運転免許証、自治体からの通知文書など)と、本人確認書(運転免許証、パスポートなど)が必要になりました。
ただし、原発事故による避難者は、被災時に警戒区域等を生活の本拠としていたことの確認ができる書面(運転免許証、パスポート)と本人確認があれば無料措置を受けることができます。
2017年4月以降も一部の対象者は無料措置継続
原発事故の警戒区域等に居住されていた方・居住地が特定避難勧奨地点の設定を受けた方の無料措置は、平成30年3月31日(土)まで継続されます。
実施期間 | 法令に基づき、平成30年3月31日(土)まで継続 |
対象者 | (1)東日本大震災発生時(以下「被災時」といいます。)に、国が定める原発事故の警戒区域等に居住されていた方 (2)居住地が特定避難勧奨地点の設定を受けた方 |
対象車種 | 全車種(ETCではご利用いただけません。) |
措置内容 | 下欄の対象ICを入口または出口として取り扱う通行料金が無料となります。 |
対象IC | 双葉町から避難されている方に限り、東北道 加須、常磐道 桜土浦も対象 |
必要書面 | (1)被災時に警戒区域等に居住されていた方
(2)居住地が特定避難勧奨地点の設定を受けた方
|
通行方法 | 入口料金所では「一般」と表示されたレーンで通行券をお取りください。 出口料金所では「一般」と表示されたレーンで係員に通行券をお渡しいただき、前欄の必要書面をご呈示のうえ、原発事故による避難者である旨をお申し出ください。 ETCでのご利用は無料措置の対象になりません。 |
原発事故の避難者に高速道路が無料になるカード
無料措置2年延長
国土交通省は、福島原発事故による警戒区域からの避難者に対する高速道路無料措置を延長することを発表。また同省は利便性の向上を図るため、カードを発行すると発表しました。
原発事故による警戒区域からをの避難者に対する高速道路の無料措置は、2012年4月1日から支援が始まりました。対象者は政府が避難を指示、または勧奨している区域に住む避難者です。
これまで関連エリアで協議した結果、避難者の出口料金所の通行を迅速化するため、新たに顔写真付きのカードが発行されます。無料措置の対象者には、各市町村が2017年12月22日からカードの申し込みを受付し、カード発行は東日本高速道路が行っています。
カードの有効期限は2年間延長し、2020年3月末までとなります。2018年6月末までは、被災証明書の提示による通行ができますが、2018年7月1日からは新たに作られたカードによる通行へ完全に切り替わります。
詳しくはNEXCO 東日本をご確認ください。
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