赤ちゃんロボットYOTARO。筑波大学の開発目的は?
赤ちゃん(型ロボット)。柔らかい体温のある赤ちゃん
写真の見た目は、正直あんまりかわいくないですね。赤ちゃんの部分を意識するのであれば、見た目のクオリティはもう少し欲しいです。
見た目のクオリティは今一つですが、内部の仕組みは素晴らしいことが評価されたロボットで、フランスAFP通信(世界3大通信社)により世界配信されました。
YOTAROは赤ちゃんのぬくもりを伝えるロボット
誰が作ったの?
筑波大学大学院人間総合科学研究科の研究チームが、人間のぬくもりと肌の色を表現したいというアイディアから、赤ちゃん型ロボット「YOTARO(ヨタロウ)」が開発されました。
どんな風に動く?
YOTAROはガラガラを振るとクスクスと笑ったり、くすぐり過ぎると不機嫌になったり、赤ちゃんの感情をプログラムで再現しているので、本当の赤ちゃんのような動作をします。
豊かな顔の表情は、頭の中に差し込まれたプロジェクターの光で皮膚の色を反射させています。顔の素材は柔らかいシリコンを使っているので、触るとやわらかさを感じることができます。
また顔や体は触られると皮膚下のタッチセンサーが検知し、表情を変化させたり、手足を動かす仕組みになっています。他には送水ポンプによってくしゃみをしたり、鼻水をたらすこともできるそうです。
YOTAROの狙い
筑波大学生たちは、「小さな赤ちゃんの純真無垢なうれしそうな表情を体験して、本当の赤ちゃんが欲しいと思ってくれるといい」と若者たちに子育ての楽しさを知ってもらうきっかけになればと期待しているとのことです。
「赤ちゃんと触れ合える」コンテンツ部分は良さそうな気がしますが、目的の達成はちょっと難しそうだと感じるのは、私だけでしょうか。
弟や妹ができる前の小さな子どもが、生まれてくる兄弟への接し方を学ぶためのロボットとの目的の方が、需要がありそうな感じがします。
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