子どもが筋トレをすると身長が伸びなくなる噂は本当?

身長の伸ばすには、成長ホルモンの分泌させよう!

子どもの腕立て伏せ

子どもは、筋肉トレーニングをすると背が伸びなくなるから、やらない方が良いと教わったことはありませんか?私は、幼いころそういう風に教えられて育ちました。

しかし、子どもの身長の成長と筋力アップのトレーニングには、関係があるのでしょうか。

筋肉の発達が骨の成長を邪魔する!?

小学生のころは、筋肉トレーニングを行ってもほとんど筋肉量の増加はありません。トレーニングをして筋肉が少しついたとしても、骨が成長しようとする力の方がはるかに強いため、筋肉と身長の伸びは関係ありません。

最近の研究では、筋肉トレーニングの理想的な開始時期は、ホルモンの分泌が盛んになる高校生前後から始めた方が効率的なこともわかってきました。

「筋肉をつける=身長が止まる」と思っている人が多いようですが、本当は違います。実際の正しい解釈は、「身長が成長が止まる=筋肉がつきやすくなる」が正解です。

成長ホルモンの分泌を増やす4つの方法

1.空腹の時間を作る(無理して食べない)

成長ホルモンは、お腹が空くこと胃が刺激されて分泌が増えます。朝昼晩の食事は、おなかが空いている状態でとるように心がけましょう。でも成長期の頃は、常におなかが減っているような感じだったりするので、このトピックに関しては気にしなくてよさそうですね。

2.血糖値の急上昇させない

血糖値が急激に上昇すると太りやすくなります。これは、血糖値の急上昇が成長ホルモンの分泌を抑えてしまうためにおこります。

血糖値の上昇を抑えて、食事をする食べ順ダイエットがありますが、これは成長ホルモンの分泌を高めてくれる効果もあります。ぜひ食事をするときは、心がけてみてください。

食べ順ダイエットの効果がスゴイ。食べる順番を変えるだけなのに

3.タンパク質(アミノ酸)を摂る

タンパク質は、筋肉だけではなく肌作りにも大切な栄養素です。成長ホルモンの分泌のためには、1日の食事でタンパク質は最低100グラムが目安です。

タンパク質は、アミノ酸と呼ばれる分子がつながってできます。タンパク質はよく列車に例えられることが多く、 貨車(アミノ酸)と貨車(アミノ酸)がつながって、列車(タンパク質)になります。

アミノ酸の中には、アルギニンが含まれていて、これが成長ホルモンの分泌を促します。アルギニンは、アミノ酸のサプリメントにも含まれているので、たんぱく質が足りないと感じたときは、積極的に摂取するようにしましょう。

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4.運動してよく眠る

運動直後の成長ホルモンの分泌は、非常に活発になります。さらに、運動をした日の夜の睡眠中も、成長ホルモンの分泌が良くなることがわかっています。

最も成長ホルモンが多く分泌されるのは、眠りについてから最初の約3時間です。またその間特に成長ホルモンがが分泌されるのは、最初の眠りの約90分間です。この間の睡眠は、徐波睡眠(最も深い睡眠状態)と言われています。

運動ができる子を育てるためには?

  • 幼児期(5~8歳)は、多種多様な動きを含む遊びをたくさん経験する
  • 9~12歳は、スポーツに必要なスキルを学ぶための時期にする
  • 13~16歳は、持久力トレーニングを中心に有酸素運動を取り入れ、粘り強さをつける
    ※この時期の筋肉トレーニングは、専門家の間で意見がわかれています
  • 16歳以上の体は、「ホルモンによる骨格筋の発育」が起こるので、筋力や瞬発力をつけるためのトレーニングが効果的

よく遊んで、よく食べて、よく寝る

「子どもが筋力トレーニングをすると身長が伸びない」説は、統計的な裏付けはありません。
身長を伸ばすためには、成長ホルモンの分泌を活発にさせて「よく遊んで、よく食べて、よく寝る」と昔から言われていることを実行すれば大丈夫です。