妊婦健診は絶対受けて!低出産体重児の危険が高まる
おなかの赤ちゃんの安全のために妊婦健診は必要
近年の妊娠中のママは、十分な回数の妊婦健診を受けないで、出産をむかえてしまうケースが多いようです。なぜ、妊婦健診を受けないのでしょうか。
東京都の調査では、妊婦健診を受けないで生まれた赤ちゃんのうち、24%が低出生体重児だったと報告されています。
赤ちゃんが危険になる確率
出産前、十分に妊婦健診を受けず、救急搬送されて生まれた赤ちゃんは、低出生体重児(体重2500グラム未満)に確率が約24%になることがわかりました。
また母親が25歳未満に限ったケースでは、約45%と通常の5倍以上も高い確率で、低出産体重児となっていることがわかりました。
低出産体重児へのリスク
手出生体重児は、2,500グラム未満と位置づけられているため、2,400グラムでも2,000グラムでも同じ扱いになります。ただ2000グラムを大きく下回ってしまうと、様々な症状が起きる可能性が高まります。
生後一週間以内に起こる症状
- 新生児仮死
- 動脈管開存症
- 呼吸窮迫症候群
- 低血糖
- 電解質異常
また低出産体重児の症状は、知能や身体の発育への影響が出ることがわかっています。子どもの発達が少しゆっくりでも、長い目で成長を見守ってあげましょう。不安なことがある場合は、すぐに医者に相談するようにしてください。
妊婦健診を受けない理由
妊婦健診を受けていない理由で最も多かったのは、「経済的理由」が25件、次に「妊娠に気付かなかった」が12件、「多忙だった」が4件でした。経済的理由で受けられない場合は、各都道府県や地方自治体に相談してみましょう。きっと解決策が見つかるはずです。
東京都の報告では、「妊婦健診を受けていない場合、妊娠や出産についての情報が少ないだけでなく、自分が妊娠している意識も低くなりがち。その影響が、出産後の子育てにも影響する可能性がある」と、医学的にも社会的にもリスクが高まると説明しています。
妊娠期間中の赤ちゃんへの意識は、自分の子どもへの愛情が無意識に欠かけてしまうことにつながるのかもしれません。
妊婦健診を受診さえしていれば、母体や胎児に何か異常があっても気付くことができます。当然その異常に気付ければ、適切な処置ができるので、妊婦健診は必ず受けるようにして欲しいです。
助成金を有効に活用
妊娠期間中には、合計14回の妊婦健診を受けるのが望ましいとされています。また各都道府県や自治体では、公費で受診できるところや助成金が出るところがあるので、自分が住んでいるエリアの情報を調べてみましょう。
▼妊婦健診って何?健診内容と費用
https://garagaragara.com/ninpu/onaka/ninpukenshin.html
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