冷え性対策に効く生姜パワー。風邪予防や美容効果にも

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冷え性対策だけじゃない、生姜が与える健康効果

生姜で冷え性対策

ダイエットや美容に関心の高い女性達から熱い視線を集めて続けている生姜食品。

生姜は日本だけではなく、世界中で料理や漢方薬として重宝されています。

2007年のある商品から人気に

2007年06月発売された永谷園の『冷え知らず さんの生姜シリーズ』が大ヒット。 その商品開発は、開発者自身が冷え性に悩んでいたことがきっかけにできたものでした。

関東で試験販売された同商品は、初夏の6月だったこともあり、 当初は「ここまで人気が出るとは思っていなかった」と永谷園広報は語っています。消費者からは「 身体が温まってウレシイ! 」と大好評のようです。

保温効果が3時間継続

商品開発は社内と日本大学医学部との効能の研究やレシピ開発を実施した結果、ショウガが代謝を促進し、エネルギー消費量を高めることが実証されました。

熱い飲み物だと腹部や胸部などを中心にした身体の保温効果は約30分でしたが、ショウガを加えることによって、 その効果が約3時間継続することがわかりました。
※生姜の効果は、個人差があるので、必ずではありません。

歴史と効能

2000年以上も前から人の健康を支えてきた漢方薬。その膨大な種類のうちの7割に生姜が含まれているといわれています。体のためにと考えている方は、ぜひ生姜を使った料理をとるように心がけてください。

生姜が体に与える9つの効能

  1. 冷えの改善
  2. 健胃作用
  3. 利尿作用
  4. 免疫強化
  5. リラックス
  6. 便秘改善
  7. 美容効果(美肌、代謝促進によるダイエット効果、むくみをとる)
  8. 健康効果(血の巡りをよくする、毒の排出を促す)
  9. 生活習慣病全般

生姜の食べ方で効果が変わる

生姜を生で食べるか、熱を通して食べるかで効果が変わってきます。生姜の成分の中で特に注目されているのが、辛味の主成分であるジンゲロールとショウガオールです。ショウガを加熱したり乾燥させると、ジンゲロールがショウガオールに変化します。

風邪対策のジンゲロール

生の生姜に含まれるジンゲロールは、強い殺菌力を持っています。刺身の薬味に生姜を使うことで、生臭さを消すだけでなく、殺菌効果による食中毒の予防も期待できます。お寿司屋さんではガリが添えられているのは、生姜の殺菌作用を取り入れているんです。

また、風邪のひきはじめには、ウイルスや菌に対しても効果を発揮してくれます。特にゾクッときた風邪には効果的です。風邪のひき初めに生姜湯を飲むのは、殺菌効果と発汗作用で体の表面にいる邪気を吹き飛ばすためなのです。

ジンゲロールは空気に触れると成分が変化してしまうので、おろしたてまたはスライスしたてに召し上がることで、高い効果が期待できます。

冷え性対策のショウガオール

ショウガオールは胃腸の壁を直接刺激して、血流を高め、深部の熱を作り出す働きがあります。特にショウガオールを多く含む、乾燥ショウガは中国の医学書にも「寒冷腹痛を止める」「中を温める」薬効が記述され、古くから冷えを改善する漢方薬に使われています。

冷え性を改善する目的なら、生で生姜を食べるより、乾燥したものの方が断然効果が高いです。自宅でも生姜をスライスして天日干しすれば、1日で乾燥生姜のできあがりです。

室内なら1週間程度スープや紅茶にいれるだけで、漢方を服用した時のようなポカポカ感が実感できますよ。

Posted by webclim11099