辛い咳を止める方法8選。ハチミツや生姜、ツボ押しなどが効果的

健康風邪予防

咳を放っておくと危ない!長引くときには要注意

辛い咳を止める方法は、ハチミツや生姜、ツボ押しが効果的

咳が止まらなくてつらい体験をしたことはありませんか。

職場や電車などの人ごみは、周りの人に対して気を使うし、夜寝るときは咳が激しくなり、苦しくなったりもします。咳の一番の解決方法は病院に行って、咳止めを処方してもらうことですが、時間が合わなくていけないことも少なくありません。

そんなときに役立つ「効果的な咳止め方法」をご紹介します。効果が高い方法は、人によって違かったりするので、自分に合う方法を見つけたいですね。

咳で体にかかる負担はどれくらい?

咳を1回すると、約2キロカロリー消費します。単純計算で咳を10回すると、散歩を10分間したぐらいのカロリー(約20キロカロリー)が消費されます。

咳は気付かぬうちに体に負担をかけているので、早めにケアをすることが大切です。

咳を止める8の方法

1.ハチミツを直接なめる、ハチミツドリンクを飲む

ハチミツには殺菌作用や抗酸化物質、保湿効果、免疫力アップする成分が含まれているため、咳を止めるのに効果があります。ティースプーン一杯のハチミツを舐めてみてください。喉にダイレクトに触れ、楽になっていくことを実感できるはずです。

またハチミツは、暖かい飲み物に混ぜて飲んでも効果的です。あたたかいレモン水にハチミツを入れて、ハチミツレモンが私のオススメです。

1歳未満のお子さんには、ハチミツをあげてはいけません。
死亡例もあるので十分に気をつけましょう

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大人用のハチミツドリンク

大人にはコーヒーに小さじ2杯程度のハチミツを入れて飲むと、咳を緩和させる効果があります。別の項目で紹介しますが、カフェインにも咳を和らげる効果があり、ハチミツとカフェインのダブルで効果があります。

子ども用ののハチミツドリンク

子どもには小さじ2杯程度のハチミツをお湯で半分に薄めて、スプーンで少しずつあげてください。寝る前のタイミングが効果的ですよ。

2.カフェイン入りドリンクを飲む

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインには、テオフィリンという薬に似た成分が含まれています。

デオフィリンは肺の軌道を広げるための薬(気管支拡張剤)で、喘嗚(ぜいめい:呼吸がゼーゼーすること)、咳嗽(がいそう:せきこむこと)、息切れなどの喘息の症状を緩和します。

飲みすぎはNGですが、適度な量を飲む分にカフェインは効果的です。

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カフェインの効果は4時間ほど持続するようです。カフェインは病院などで検査を行う前には飲まないようにしましょう。理由はカフェインの効果によって、実際の症状よりも緩和された状態で検査を受けてしまっては、本来の状態を確認することができないからです。

3.水分補給を怠らない

咳が出ているときの喉は、乾燥しがちな状態になっています。そして喉が乾燥すると、咳が出やすくなり、この悪循環が咳が止まらなくなる要因の一つです。

それを防ぐためは、小まめな水分補給を心がけましょう。なるべく水分をとるときは、温かい飲み物で喉をうるおしましょう。冷たい水を飲むと、期間が刺激されて、逆効果になりやすいです。

4.部屋の空気をきれいにする

室内の換気

部屋の空気の入れ替えはしてますか?

特に寒い冬の季節は、暖めた部屋が冷えてしまうため空気の入れ替えを怠りがちになります。すると室内は、ホコリやウイルスなどが閉じ込められ、咳が出やすい状況になってしまいます。

換気に必要な時間は5分だけ。新鮮な空気の良い効果

空気清浄機の利用

空気清浄機は、もはや現代人には欠かせないアイテムです。これ一つ置いて置くだけで部屋の空気が24時間きれいになるのですから、設置しないなんて考えられません。

空気清浄機には、加湿機能も付いているものもあるので、喉に優しい環境二なることは間違いありません。

掃除をする

寝るとき席がひどくなる要因の一つには、寝室のホコリが考えられます。寝室の掃除が常に行われていないと、部屋はホコリだらけです。必然的にその部屋に入れば、咳が出やすい状態になるのは言うまでもありません。

掃除が必要なのは寝室だけではありませんが、特に寝室はホコリのない状態をキープして、眠っているときに咳が出にくい環境にしましょう。咳で夜中に起きてしまうことがある人は、なるべく早く取り掛かってください。

5.横向きに寝る

眠る姿勢によっては、咳は出にくくなります。

夜寝ているときに咳が出やすくなるのは、副交感神経(自律神経)が活発になり、それに伴って気管や気道が狭くなるためです。

期間を広げるためには、横向きで寝てみてください。呼吸が楽になり、嘘みたいに咳が抑えられます。また背中から頭にかけて傾斜を作り状態を起こして寝ると、喉に流れてきた鼻水を胃に流れやすくし、咳を抑える効果があります。

6.咳を止めるツボを押してみる

ツボ押しで咳が止まったら、すごくないですか!騙されたと思って、ぜひ試してみてください。ツボ押しは1回で3~5秒押して、それを5回以上行ってみてください。

孔最(こうさい)

咳に効くツボ孔最

孔最のツボはひじを曲げたときにできるシワの上部から、指約4本分指側にあります。

尺沢(しゃくたく)

咳に効くツボ尺沢

尺沢のツボは軽く力を入れてひじを曲げたときにできる、シワの上にあるところです。腕を伸ばして軽く押します。

大椎(だいつい)

咳に効くツボ大椎(だいつい)

大椎のツボは首の後ろにあるところで、首を曲げたときに出る大きな骨の下にあります。

天突(てんとつ)

咳に効くツボ天突

天突のツボは、両方の鎖骨の間のくぼみの部分です。下に向かって力を入れすぎず押します。

7.喉に効く飴をなめる

飴を舐めることは、唾液の分泌量が増えるので、喉の潤いを与えます。また喉の痛みや咳に効果的な成分が配合されているので、咳対策に効果的です。オススメの喉飴をいくつかご紹介します。

黄金のしょうがはちみつのど飴(アサヒグループ食品)
  • 原材料:水飴、砂糖、還元水飴、しょうがペースト(高知県産黄金しょうが)、食用油脂、はちみつ(国産)、ハーブエキス、甘味料(ソルビトール)、香料、酸味料、着色料(クチナシ色素、カラメル色素)、乳化剤
  • カロリー:15kcal/1粒
  • 特徴:国産はちみつと飴の中にしょうがシロップが入っている
改源 しょうがのど飴(カイゲンファーマ)
  • 原材料:砂糖、水飴、生姜エキス、羅漢果エキス、甘味料(キシリトール)、香料、 着色料(カラメル)、ビタミンC
  • カロリー:14kcal/1粒
  • 特徴:羅漢果エキス配合。おもいっきりジンジャー味
榮太樓 しょうがはちみつのど飴(榮太樓)
  • 原材料:水飴、グラニュー糖、蜂蜜〈国産〉、生姜パウダー(生姜〈高知県産〉)
  • カロリー:18kcal/1粒
  • 特徴:混じりっけなしの純粋なしょうがはちみつ飴
たたかうマヌカハニー(カンロ)
  • 原材料:水飴、砂糖、はちみつ、カラメルソース、ハーブエキス、プロポリス抽出物、香料
  • カロリー:12.8kcal/1粒
  • 特徴:ニュージーランド産マヌカハニー1,000mg配合(1袋)

8.市販の咳止め薬を飲む

咳が止まらないときは、咳止めの薬を常備しておくとことをオススメします。市販の咳止めの薬には3種類あります。

  1. 錠剤タイプ
  2. 粉末タイプ
  3. シロップタイプ

咳止めの薬はライフスタイルや利用シーンによって、使い分けてください。「咳をすぐに止めたい」即効性を求めるのであれば、体への吸収が速いシロップが効果的です。

2週間以上続いたら風邪ではない

咳が止まらない理由を「風邪が治っていないから」と、思ってしまいがちですが、2週間以上続く場合は風邪でない可能性が高まります。なぜなら、風邪のウイルスは体内に侵入すると、2週間も生きられないからです。

風邪の場合の咳は、安静にしていれば自然と完治します。

つまり咳が2週間以上出続ける場合は、風邪以外の可能性が高いです。考えられる病気は間質性肺炎や心不全などの重い場合もあるので、なるべく早く呼吸器専門医を受診することをオススメします。

Posted by webclim11099