「ベビーカーマーク完成!」公共の場(交通機関)で親が利用しやすくなる

ベビーカーマークあなたはこれまでベビーカーを電車やバス、公共の場で利用した経験はありませんか。またそのとき、肩身の狭い思いを感じたことはありませんか。

「ベビーカーマーク」ができたことで、今後ベビーカーを持つ親が、外出しやすくなりそうです。

ベビーカーマークのロゴが完成

2014年3月26日(水)国土交通省の検討会が、「ベビーカーマーク」のデザインを決定し、太田国土交通大臣に報告しました。デザインは、ベビーカーを押して歩く人を図案化したイラストです。今後は電車やバスの車内、駅などの公共施設に貼られていきます。

検討会座長の秋山哲男さんは、「子育てする人を社会全体でどう見守っていくのかが重要で、安心してベビーカーを使えるよう社会全体のレベルを上げていきたい」とコメントしていました。

ベビーカーマークの目的

ベビーカーマークの目的は、「ベビーカーを利用している親に対して、周囲の人が助け合いの気持ちを持って接してもらえるよう配慮を促す」ことです。

またベビーカーを利用している親が、「公共の場では迷惑をかけてしまうかもしれないから、利用してはいけないのではないかという」思いを払拭することです。勘違いをしてはいけない点は、ベビーカーの利用者も、周りの人に接触したり通行の妨げになったりしないように配慮しなければなりません。

つまり「子を育てる親への周囲の配慮」と「親の周囲への配慮」ですね。

国土交通省からベビーカー利用者とその周囲に対して「相互理解」願い

国土交通省作成の【公共交通機関等における ベビーカー利用に関する協議会 とりまとめ】(Ⅱ 5.「ベビーカー利用への理解・配慮」に関するお願い)によると次の通り書かれています。

①ベビーカー使用者に対する周囲の方の気遣い・見守り
子ども連れは、子どもの世話のために多くの荷物を抱えているなど移動に苦労する場面が多々あるが、周囲の方からのサポートなどがあれば、かなりその大変さは軽減されることとなる。

このため、ベビーカー使用者が公共交通機関等を利用する際、折りたたまないことでスペースを少し広めに利用したり、乗り降りに時間がかかったりする場合でも、周囲の方は温かい気持ちで接してもらいたいことをお願いするものである。

また、ベビーカー使用者がエレベーターを利用しやすくするために、できるだけエスカレーターを利用しエレベーター利用を譲ってもらいたいことや、エレベーターがなくベビーカー使用者が階段やエスカレーターで上り下りする際にはお手伝いを申し出てみることなどをお願いするものである。

②ベビーカー使用者の配慮・心がけ
ベビーカー使用者が周囲にも配慮した操作を行うことで、周囲の方も、ベビーカー利用について比較的寛容に受け止めてくれる。このため、ベビーカー使用者は、移動の際に、周囲の方の移動を妨げないような操作を行ってもらいたいことや、階段・エスカレーターを利用する場合には、ベビーカーや荷物を持ってもらうよう手助けを求めてみることなどをお願いするものである。

参照元:PDF「公共交通機関等における ベビーカー利用に関する協議会 とりまとめ」

専門家の意見では「きちんとベビーカースペースの確保を」

恵泉女学園大学教授の大日向雅美さんは、「ベビーカーを乗せて非常識だと思われるのではないかと心配している母親がたくさんいるので、マークが貼られて、ベビーカーで乗っていいということがはっきりと分かるようになることは大きな進歩」だと評価していました。

そのうえで、「ベビーカーは大きく重量もあり、中に赤ちゃんがいる。どこに置いてもいいというわけではないので、マークを作成するのであれば、きちんとスペースを確保しベビーカーを固定する装置もつける必要がある」とも話しています。