カロリーゼロ飲料の秘密。人気の影に隠れる人工甘味料

ゼロカロリーなのに、なぜおいしく感じる?

カロリーゼロ飲料や食品

数年前まで「ダイエットコーラ」や「コカ・コーラZERO」は、通常のコーラよりカロリーが少ない飲料水として販売され、体重を気にしているけどもコーラを飲みたい人たちを中心に人気を集めているカロリーオフ系の珍しい商品でした。

しかし今では、「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」を商品PRとして、全面に押し出されて販売されている飲料水や食品の種類が増えてきました。その背景には、糖質やカロリーを気にする健康志向の人たちが増えて、そういった商品の売り上げが伸びているためです。

ここで質問です。あなたは「カロリーゼロ」がおいしく感じる理由を知っていますか?

その理由を知っている人の中には、カロリーゼロ系の商品をあえて避けている人たちもいます。カロリーゼロに含まれる食品添加物は、まだ誕生したばかりで、その代償がどれくらいになるのかは未だ不明です。

カロリーゼロ飲料が甘い理由

甘味料とは?

いつも私たちが食べている甘さのもとは、砂糖などの糖質です。糖質は1gあたり4キロカロリーのエネルギーがあります。なぜ糖質が含まれていないカロリーゼロの食べ物や飲料水は甘いのはでしょうか。

その答えは、エネルギーにほとんどならない「人工甘味料」を使っているからです。人口甘味料は食品添加物で、糖質ではありません。甘味料には、天然甘味料と合成甘味料(人工甘味料)の2種類があります。

天然甘味料

天然甘味料には、「食品」と「添加物」の2種類があります。食品系の天然甘味料には、ブドウ糖やオリゴ糖などの糖から、天然の甘味成分を取り出し精製、濃縮した砂糖やはちみつなどがあります。

合成甘味料(人工甘味料)

合成甘味料(人工甘味料)は、食品に存在しない甘味成分を人工的に合成して作られました。人口甘味料には、砂糖と比べて100~600倍甘い「アスパルテーム」や「サッカリン」、「スクラロース」などの種類があります。

人工甘味料の安全性

人工甘味料の体へ与える影響は不明な点が多く、近年様々な研究結果が発表されています。過去には、「チクロ(サイクラミン酸ナトリウム)」が発ガン性が高いことがわかり、食品添加物の指定が取り消しとなり、使用禁止となりました。

危険性に訴える研究者

カロリーゼロの人工甘味料が太る3つの理由

1.インスリンが過剰に分泌される

食事によって糖分をとるとインスリンが分泌されて、血糖値を下げようとします。このインスリンの働きは、砂糖などの糖分だけでなく、人工甘味料にも反応することがわかっています。

そのため人工甘味料により血糖値が上がり、インスリンが過剰に分泌されます。すると体内に脂肪を蓄えることになり、太りやすくなることにつながります。

また急激に上昇した血糖値は、下げるのも急降下になります。前の食事から、数時間しかたっていないのにもかかわらず、血糖値が下がると「お腹が空いた」と感じてしまい、食事を取る回数が増える傾向にあります。

2.強い甘みになれて味覚が鈍る

人工甘味料は、砂糖の何百倍から何万倍の恐ろしいほどの甘さがありますが、カロリーが低いため、人工甘味料の摂る量が増えていってしまいます。

その結果甘みを感知する下にある「味蕾(みらい)」の働きが鈍くなり、自然の甘みでは我慢できなくなってしまいます。人工甘味料に慣れてしまった体は、どんどん甘いものが欲しくなり、太ることにつながっていきます。

3.中毒性が高い

人工甘味料は、コカイン以上の強い依存性があると言われています。摂取し続けるほど、人工甘味料から抜け出せなくなってしまいます。

甘いものを食べるときに出るドーパミンは、「快楽」「快感」「多幸感」を感じる神経伝達物質です。人工甘味料にはもっと食べたい、もっと飲みたいとドーパミンをコントロールできなくなってしまうのです。

その快感を覚えた脳は、「甘い味」から抜け出せなくなり、Kその結果太ってしまいやすくなります。

人工甘味料の種類

キシリトール

キシリトールは、天然にも存在する添加物で、虫歯を防ぐ効果があると言われています。

  • 甘さ:砂糖と同等
  • 食品表示:甘味料(キシリトール、キシリット)
  • 使用食品:ガム
  • 安全性の懸念:一部の人へアレルギー

アスパルテーム

アスパルテームは、政治的に認可された背景、安全性の論議を繰り返してきた歴史があります。危険性や安全性の研究が不確定な部分もあるので、なるべく摂取するのは控えた方がいいかもしれません。

また妊娠している場合は、胎児に影響を及ぼす可能性があります。

  • 甘さ:砂糖の100~200倍
  • 食品表示:L-フェニルアラニン化合物
  • 使用食品:洋菓子、ヨーグルト、飲料水(コカコーラzeroなど)、パルスイート
  • 安全性の懸念:がん、脳腫瘍、白血病

サッカリン

1960年代に行われた動物実験では発ガン性があると発表され、一時は使用禁止となりました。アメリカや中国では大量に使用されていますが、日本では発ガン性の懸念から、使用量が制限されています。

  • 甘さ:砂糖の200~500倍
  • 食品表示:甘味料(サッカリン、サッカリンナトリウム)
  • 使用食品:菓子類、アイスクリーム、清涼飲料水、乳飲料
  • 安全性の懸念:ガン

スクラロース

米国ワシントン大学医学部研究チームの報告では、糖尿病の発症につながるとされています。

  • 甘さ:砂糖の600倍
  • 食品表示:甘味料(スクラロース)
  • 使用食品:ガム、お菓子、清涼飲料、乳飲料、乳酸菌飲料、酒類
  • 安全性の懸念:糖尿病

ネオテーム

  • 甘さ:砂糖の7,000~13,000倍
  • 食品表示:甘味料(アドバンテーム)
  • 使用食品:飲料類、デザート、ガム、お菓子
  • 安全性の懸念:不明

アドバンテーム

  • 甘さ:砂糖の14,000~48,000倍
  • 食品表示:甘味料(ネオテーム)
  • 使用食品:
  • 安全性の懸念:不明

人工甘味料の危険意識を高める

カロリーゼロの食品に含まれる人工甘味料は、まだまだ分からない点が多く危険性が高いです。商品を手に取る際は、商品の裏や横についている原材料表示を確認して、どれだけ人工甘味料が私たちの生活を侵食しているかを考えると怖ろしいです。

これからも新しい人工甘味料は作られていきます。今の私たちの生活から人工甘味料を完全に無くすことは難しいですが、なるべくそれらの商品は、摂らないようにする努力は必要かもしれません。

特に妊婦さんや小さいお子さんがいる家庭では、一層の注意が必要です。